まず，絵がほのぼのとした色遣いで，読んでいて安心感がある。最後まで楽しく読めました。
　「仲間になりたい！！」というたぬきさんの子どもなら誰もが持つ切なく淡い気持ちと，仲間に入れなかったらどうしようというふあん・・・。その狭間でたぬきさんが一生懸命変身するのですが・・・。何度失敗してもあきらめずに頑張るたぬきさんとその失敗の度にもう少し！！と思わず応援してしまう気持ちが自然と湧いてくる作品です。最後も，メッセージ性があるにもかかわらず，本当に楽しいと思えるラストになっていて，３歳の娘も大好きです。お友達とケンカして落ち込んでいるときにお話ししてあげると，翌日頑張れたとうれしそうに帰ってきます。

私は子供がいないので、自分が面白そう、と思った絵本を買って目や声で読んだりしています。簡単ですが、しかけがあり、主人公のたぬきくんが見たものとは・・・とか、うさぎさんと一緒にダンスをしたくて、化ける練習をしたり、最後はにんじんまで食べる姿は、けなげです。とうとうダンスができても、あんまり楽しくて我を忘れて、化けの皮がはがれても、たぬきくんは気づかず、うさぎさんも気づいても笑っている子と、びっくりしている子など、絵がかわいらしく、読んでも見ても楽しい本です。

ほんわりとした絵がかわいい。と思い読んでみた。
立ち読みしたけど、子供に何度も読んであげたかったので
ついつい買ってしまった。でも、子供も大好きでぬいぐるみに
読んであげています。こういう本を読むと、自分でも娘の為に
本を作ってみたいと思います。

うさぎさんのダンスの輪の中に入りたい子だぬきのポンちゃん。うさぎに変身する為に、嫌いなニンジンを食べる涙ぐましい努力を続けとうとう・・・。ニンジン嫌いなお子さんに読んであげてもいいかも？
ポンちゃんのちょっととぼけたキャラクターが魅力です。かわいらしい絵で文章のテンポも良いので、娘はストーリーが理解できない赤ちゃんの頃からお気に入りでした。
ラストはオチ？が付いていますが「本当は外見なんて関係ないんだよ」という大事なメッセージが込められている気がします。