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観想力 空気はなぜ透明か

価格: ¥1,785
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東洋経済新報社
Amazon.co.jpで確認
「大局を見、大局に囚われず、筋を読み、読みに頼らず」 ★★★★★
任天堂の社長も絶賛!とあったので読み始めました。

結論は、私的にはかなり勉強になったので、星5つとさせていただきました。
会社でも購入して、課題図書にしたくらい、良かったです。

まず当たり前の常識を疑う習慣をもち、
どう見るかといった「視点」を養い、
高い位置から物事を見る「視座」も同時に行い
「切り口」によって物事を見透かす、
これらのことを正しく理解し、
見透かす力の総称が「観想力」だそうです。

第1章の空気がなぜ透明か?の説明は難しすぎて、読んでもあまり
意味がわからなかったのですが、2章、3章、4章はQ&A形式に
なっていて、事例もわかりやすかったので一気に読み進めました。

最も印象に残った言葉が、羽生名人の
「大局を見、大局に囚われず、筋を読み、読みに頼らず」です。

最初は意味がよくわかりませんでしたが、読み終わった後には、
この言葉の重みがずっしりと伝わってきました。
さすが名人、深いです!

もっともらしいが間違っている論理 ★★☆☆☆
空気が透明な理由として筆者が挙げる理由は、目的(原因)と結果を取り違えた典型的な誤りである(窓ガラスはなぜ透明か?赤道はなぜ4万キロか?といった問題であれば、筆者の挙げる類の回答は正解となろう。しかし、これらの問題と「空気は」の問題は似て非なるものである)。

某コンサルファームの採用面接で使われた問題とのことだが、この「解答」と異なる解答を挙げて不採用になった人がいればお気の毒としかいいようがないし、逆に「正解」して採用されたコンサルがいるとすれば、そのクライアントがお気の毒としかいいようがない。

この本の価値は、その身をもって「考えること」の難しさ示し、また同時に、輝かしい経歴を誇るトップコンサルタントが語る「もっともらしい論理」が実は完全に間違っていることもあるという事実を世間に知らしめたことある。(同業者には、これが『トップ』と思われたくない向きもあろうが)

筆者の問いに対する「妥当な」正解はあえて書かない。興味のある方は、「見えるということは光に細胞が反応することである」という前提で、「光に細胞が反応するための条件」を考えてみることをお勧めする。その結論は、おのずと「空気がなぜ透明か」という問題の解答にあなたを導くであろう。

ヒント:まず光が細胞に届かないことには反応は起きない。これが第一の条件である
異色の企業戦略研究書 ★★★★★
 なかなか興味深い企業戦略の研究本である。異色の本なので、似ている類の本が見あたらない。

 本の前半は、我々が捕らわれている常識という枠組みをいかに疑い、物事の見方を身に付け、嘘を見破るか、見方を変えられることの重要性と言ったことに費やされている。そのための最初の問いが「空気はなぜ透明なのか」だ。その他、平均値の嘘、思い込みによる判断ミスの事例が次々に現れる。

 後半は、物事の見方「観想力」、視点(どこを見るか)・切り口(どう見るか)・視座(どこから見るか)を鍛える経営・マーケティング事例が驚くほど多彩に出てくる。

 しかしながら、どの事例の方法も他者に研究されて次には役に立たなくなる。企業人に求められるのは、価値を生み出し続ける力なのである。日々の研鑽と実践あるのみ。
知識ベースの重要性を強調している点が面白い ★★★★★
コンサルタントは論理の重要性を説くことが多いが、この本は知識ベースの重要性を強調している点が異質であり、面白い。
学びの源泉として経営に関する本を100冊読もう、常識から離れるためにジャンルを選ばず本を乱読しようといった主張は当たり前のようだが心に響いた。
私は結局のところ何をするにも知識と論理は両方重要で、車の両輪だと思う。
今の社会は知識重視の社会なので、方便の一つとしてコンサルタントは論理の重要性を強調しているが、知識の重要性を忘れないためにもたまにはこういった本を読む意義はあるだろう

仮説に関しても興味深いことが書いてある。
『仮説検証型思考とは仮説を証明することではなく、仮説に対する最も強い反証を立てて、それを検証することである』といった持論である。
人間は自分が正しいと思っていることを補強する情報は探すが、反証となるような証拠は無視する傾向があるので仮説証明という姿勢は危ういと説明しており納得のいくものであった。

全体を通じてこの著者は人と同じ思考をすることが好きではないのだな、という印象を受けた。
読む人によってはあまのじゃくに感じる人もいるかもしれないが、常識に捕らわれないためにもこういった姿勢は学ぶべきだと思う。
文章は少し読みづらく、章のバランスも悪いなど多少の不満はあるが、個性の強さを買って☆5つとした。
変に纏めていないことで、作者の思いが伝わってくる良書 ★★★★★
視点、視座、切り口。発想の3つのコツを、コンサルタントらしく、単純ではわるが、わかりやすく説明している。事例が多く、一部にテーマとの関連性が弱いと思えるものもある。しかし、それらも含めて、全体としてよい意味で「発散」しており、変に纏めようとしないことで、作者の思いが伝わってくる良書。