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夜明けの窓から口づけを (ラズベリーブックス)

価格: ¥950
カテゴリ: 文庫
ブランド: 竹書房
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タイトル負けね ★☆☆☆☆
先にレビューを書かれている方と同感です。付け加えて言えばネタバレになってしまいますが、ヒーローが事件の調査をするんですがピントはずれで後手後手だなーておもいました。
この作家さんの「罠シリーズ」でも思ったんですが、サスペンス的な話(殺人)にロマンスが盛り込まれているので、タイトルやあらすじから期待するほどロマンスとしてはいま一つ盛り上がらないんですよね〜。Hotなロマンス好みの方は期待はずれです。
ヒーローの考え方が? ★★★☆☆
主人公サラは、妹の夫を殺した疑いで裁判にかけられますが、裁判では無罪となります。ところが、それを傍聴していたマックス(有名新聞のオーナー)がなぜかサラが真犯人であると思い込み、自分の新聞でこの事件をあおります。その結果さまざまな不都合が生じ、サラは故郷を追われ、不安定な生活を余儀なくされます。三年後偶然の出来事から二人は出会い、互いに惹かれあいます。義弟は生きているのか、死んでいるのか。死んでいるなら誰が殺したのか、死体はどこに?というような謎解きとともに二人のロマンスは進んでいきます。
 話の内容は、それなりにおもしろかったのですが、ヒーローの考え方に時々?という思いがあり、今ひとつ楽しめませんでした。たとえば、自分の新聞のせいでサラが苦しい3年間を過ごしたことを知ったマックスですが、あまり罪悪感を感じていないように思えました。「サラならわかってくれる」とか「必要なら謝ろう。少しぐらいならひれ伏してもいい。」など、いつも上から目線です。「償いをする」といいつつ、サラの意見も聞かず強引に物事をすすめようとしていたり。彼がもう少し謙虚に描かれていればいいのになあと思いました。