中身は古い作品なので…
★☆☆☆☆
皆さんもお書きのとおり、新しいのは表紙のみの新装版です。(ほんの少しの描きおろしは有。)
私はそれを知らずに予約購入していたので、届いてから少し驚いたりもしました。
それでも内容的に良ければ全然構わなかったと思いますが、この受けのどこに心惹かれる要素が
あるのか全く理解できません。
浮気ばかりで、攻めのことを本当に好きなのか、この受けにとって攻めがどれだけ大切なのか…
ということが全く伝わってこないし、幼馴染ものでもあるので、この状況あれば、受けにとっての
攻めはあえて、恋人じゃなく、友人でしかないのでは??と思ってしまいます。
下僕体質の攻め、小悪魔な受け…とあらすじにはありますが、このストーリー性がキャラの体質や
キャラの個性とするのであれば、私はこのキャラには全くなじめないです。
とにかく、攻めが受けを大好きなのは分かりますが、攻めが報われなさすぎです。
高永さんの他の作品が大好きなだけに残念です。
どうしようもない奴・・・でも憎めない。
★★★★☆
旧版が絶版になったままでしたので
今回の新装版は素直に嬉しいです。
BL的萌えはあまりありません。
受け側の晶はノンケで無類の女好き。
楽しいことが大好きでいい加減で
恋愛に関しても不誠実で・・・
(BLの受けとしてはこの不誠実さは致命的欠陥です)
ホントにどうしようもない男です。
でも・・・どこか憎めない。
攻めの広太も晶の身勝手さにさんざん振り回されながら
さんざん痛い思いをしながら、それでも断ち切れず
晶の世話を焼いてしまう。晶を思い切ろうとはしない。
ふわふわ風船玉のような晶を一途な広太の想いが
地に留めているような、BLカプとして理想とは程遠いけれど
面白い組み合わせだと、楽しんで読みました。
カバーイラストと書き下ろし3ページが現在の絵で
中身は8〜9年くらい前の絵だと思いますが
個人的には全然違和感はありませんでした。
暴君で高永さんのファンになりましたが
この頃の絵もやわらかなペンタッチで大好きです。
両想いなんでしょうけど…。
★★★☆☆
本の中盤で両想いになります。
軽いほうが、自分の思いに気づいて、晴れて両思い!かと思いきや
そのあとも、女性の方と遊んだりしていて
振り回し放題な感じです。
派手に跡をつけてきては
「仕事でこんなことになって…」
なんて嘘をついて気をひいたりして、ちょっとひどいです。
一途な方から見たら、あまりに軽いです。
一度突き放されるなり、一途な方がモテモテになっちゃって焦るなりして
もうちょっと本気の両想いになってほしかったです。
恋愛話読みたい人には絶賛おススメ。
★★★★☆
昔のコミックの再録で中身は確かに年代を感じさせる絵?ですが、話自体はいいと思いますよ。
最近の高永作品(ターニングポイントとか)に比べたらかなり内容的にはオススメです。
貞操観念の薄いお気楽な攻めと、そんな攻めを好きでなんとか勉強して浪人を脱出して一緒に大学生活を送ってほしい受け。
お互いの「好き」とか「セックス」に対する価値観の違いからもめたりくっついたり離れたり。
受けがバンバン振り回される姿に萌えたり切なさを感じたり。
子供っぽさもあるのですが、その分恋愛のつらさが伝わってきて、恋愛本読みたい人には絶賛おススメ。
表紙と中身の絵柄が違います
★★★☆☆
カバーは最近のイラストですが、中身は、以前に発行していた本の再録です。なので絵柄が古いです。
「不器用なサイレント」以降から好きで読んでいて、それ以前の絵柄がイマイチ好きになれない私にとって、正直がっかりな内容でした。
(コミックス派なので、作者名と新刊という事で買ったのですが…)
出版社の都合かもしれませんが、出来ればカバーイラストは当時のイラストを使っていただきたいです。