大好評の「ファミコンミニ」シリーズ第29作目となる本作品はコナミのディスクシステム参入第1作目だ。リアルさにこだわったグラフィックは当時も話題に。横スクロールアクションゲームの名作として語り継がれている。
ヴァンパイアハンターの血をひくシモン・ベルモントがムチを武器にドラキュラが蘇った悪魔城へ単身乗り込んでいく。様々なサブウェポンを使いこなしてドラキュラと対決していく。ゴシックホラーの先駆けとも言える作品であり、グラフィックの秀逸さとおどろおどろしい音楽はその世界観を十分にプレイヤーに伝えた。
現在も海外やゲームボーイアドバンスで進化を続ける『ドラキュラ』シリーズの原点といえる作品。最後には当時としては美麗で感動的なエンディングが待っている。(樋口浩二)
コナミの傑作をぜひ!!
★★★★★
ゲームとしては普通のアクションゲームです。パワーアップして敵を倒していくタイプです。
では何がいいのか?それはドラキュラという世界観がしっかりしていること、そして音楽が世界観に絶妙にマッチしていること、この2点につきます。
だんだんと面が進むにつれて、恐怖感と緊張感が増していき、ドラキュラとの対決が近くなっていくのがわかります。それを演出しているのが音楽です。その場面場面と音楽が本当にあっており、今でもその曲を聴くとその場面がよみがえってきます。これなんですよ。ゲームの面白さの本質は!!世界観と音楽の融合。これなんです。名作の条件というのは!!これを追及していったこのドラキュラは本当に素晴らしい。私にゲームの面白さを教えてくれた中の一本です。ぜひ一度プレーしてみてください。難易度はかなり高めなので、その辺はあしからず・・・
このころのコナミの音楽は本当に輝いていたなあ・・・
初代"悪魔城ドラキュラ"
★★★★★
徹底したゴシックホラーな世界観と、難易度の高さから激ムズソフトとして名高い"悪魔城ドラキュラ"シリーズの原点が、コレです! はっきり言って、難易度は当然ながら高い。
ファミコン時代ならではの落とし穴や即死トラップ、そして、そんな落とし穴に突き落とす気満々の嫌らしい敵の配置が随所に散りばめられ、ボスにしたってパターンを見付けても簡単には突破できない強さ(特にブロック4以降)
ただし、例え10機死んでも、10機死んだ分だけ突破口が開けてくる。いわゆる難しさのみを追求した理不尽ゲームではなく、『死んで覚えるゲーム』とでも言うべきゲームバランスは良く出来てます♪ かなり難しいんだけど、諦めずにプレイし続けれは攻略するのも不可能ではないです。セーブ機能や、制限なしでコンテニューが可能な点も、それに拍車を掛けます
探索型が主流になった現シリーズにはない横スクロールでシンプルな難しさ、そして世界観を引き立てるBGMが光る名作アクションゲームです
"悪魔城ドラキュラ"が好きなら、そして未だに初代をプレイした事がないのなら一度はプレイして欲しい!
すべての原点
★★★★★
ファミコン全盛期にリリースされたパワーアップキット、ディズクシステム。手に入れたセレブなちびっ子はとりあえずクラスの勝ち組として君臨し、放課後の自宅はクラスの仲間がワイワイやってきては盛り上がる毎日となったわけですが、そんなファミコンディスクシステムの発売から約半年を経て突如僕たちの恐怖に陥れたゲームが発売されました。漆黒の魔城を見上げる男とあの名曲「ヴァンパイア・キラー」。そう、悪魔城ドラキュラです。わずか8ビットの荒いドットながら作り手の魂が籠められた背景は想像力を駆り立て、這い上がってくるゾンビやまるで生きているかのように動くスケルトンらに怖れながらも当時は画期的な武器であった、ムチ「バンパイアキラー」を駆使して進み続ける主人公シモン・ベルモントにみんなワクワクしたものです。1人用ゲームでありながらうしろから見ていても飽きさせない内容で、それがさらに放課後の自宅ワイワイ化を加速させたわけですが、当時のお母さん方、ご迷惑をおかけしました。
1面の2面のボスは懐中時計を持っていれば楽勝でクリアできて「なんだそれほど難しくもないか」と思わせておきながら、突如3面のボスからは通用しなくなる時間止め戦法。ここでこのゲームの最初の壁となり、みんな腕を磨いて再度チャレンジ。でも一定の距離をたもってタイミングよく攻撃をしていれば3面も4面もなんとかクリアできる絶妙な難易度。しかし、そんな熟練のプレイヤーたちを絶望に陥れたのが後にレギュラーとなる5面のボス死神。彼の繰り出す鎌の変則的な動きに誰もが挫折されられたもんです。そんななかでも攻略方法を生み出す天才がクラスに一人はいるもんで、聖水+2連射で実は楽勝であると。
最終面、ついにたどり着いた最上階で棺の奥から現れた「あのお方」と繰り出すトリッキーな攻撃の数々。とはいえこちらも苦労して5面勝ち進んだんだから「死神ほどじゃねー」とパターンを読んでドラキュラ伯爵の首を刈り、ついに全面クリアだ!・・・と思わせておいて真の力を解放。
当時は友達の後で見ていながらエンディングで流れる朝日とともに滅びるドラキュラ城になぜか感動してしまいましたね。
・・・と、そんな多くのちびっ子を熱中させた悪魔城ドラキュラがファミコンミニと今ならヴァーチャル・コンソールでもプレイ可能です。最近のヌルアクションゲームに飽きた人は是非プレイしてみて下さい。
ドラキュラシリーズの礎
★★★☆☆
本作は、1986年にファミコンディスクシステムに発売された「悪魔城ドラキュラ」を忠実に再現している。出来は申し分ないが、難度がかなり高い。(ちなみにアプリ版は易しくなっているため比較的やりやすい)
せめてEASYモードくらい追加して欲しかったものだ。
13〜15面に流れる曲「castlevania」は良い曲だ。
過去の名作
★★★★★
悪魔城シリーズの一作目であるディスクシステム版を完全移植。
制限の多い時代のグラフィックでありながら、
不気味な吸血鬼の城を見事に描ききっており、
城内に巣食う物言わぬ魔物達をたった一人で薙ぎ払って進んでいく様子は、
今プレイしてもまったく色あせないほど素晴らしい雰囲気を作り出しています。
ドラキュラシリーズを語るうえで欠かせない音楽に関しても、
音数が少ないながらも、あるいは音数が少ないからこそ、
耳に残る印象的なBGMがゲームを盛り上げてくれます。
看板曲である「Vampire Killer」は必聴ですね。
独特の操作性と硬派な世界観が好きになれる方にオススメです。