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ダブル・ファンタジー ~ミレニアム・エディション~

価格: ¥2,548
カテゴリ: CD
ブランド: EMIミュージック・ジャパン
Amazon.co.jpで確認
   ’80年にリリースされた、ジョン・レノンの実質的な遺作アルバム。しばらく主夫業に専念していた彼が5年ぶりにシーンに復帰して放った作品で、ヨーコとのコラボレーション作品という形態をとっている。「スターティング・オーヴァー」「ビューティフル・ボーイ」「ウーマン」といった愛に満ちた名曲の数々は、ジョンの新たな第一歩と呼べるものだった。

   このアルバムの充実度をかみしめればかみしめるほど、直後の悲劇が今なお悔しい。なお、このミレニアム・エディションには3曲のボーナス・トラックが収録されており、「ウォッチング・ザ・ホイールズ」の原曲「ヘルプ・ミー・トゥ・ヘルプ・マイセルフ」も聴くことができる。 (木村ユタカ)

ヨーコのもいい曲 ★★★★☆
私は10代の新しいファンですが、このアルバムについてだいたいの人が「ヨーコが邪魔」というのでどんなに恐ろしいのかと思っていました。
でも、聴いてみたら、すごく良かったです。確かに日本語ではっきり「抱いて」と言われてはBGMにはなりませんが…かなりいい曲がそろっていると思います。メロディもポップだし、他の奇声とは違います。正直ジョンの曲と同じくらい好きです。好き嫌いの分かれる声だと思いますが、ここまで批判ばかりなのは偏見では?私はジョンの評価能力は大して信用していません(時によって違うことを言うし、ビートルズ時代の曲に対する評価を見るとかなり一般の感覚とずれているのを感じます)し、遺作だからという色眼鏡もないと思います。
星を一つ減らしたのは、曲と曲の流れ(つながり)がいまいちだと思うからです。対話という感覚はあまりなく、ホワイトアルバムのように曲自体がバラバラでも流れがあるのとは逆に、曲を取り出してみると統一感があるのに、流れがちぐはぐなのが欠点ではないかと思います。
飛ばし聴きは絶対駄目! ★★★★★
「パパはビートルズだったの!」「Yellow Submarine」を観たショーン君の言葉が引き金となり、5年の沈黙を破り、本作が誕生したというのがこれまでの定説だったが、実際はバミューダ諸島にクルージングに出かけた折、嵐に遭遇し、なんとか九死に一生を得るが、そこでの生死をさまよう様な体験から自己を根底から見つめ直し、その結果、作品が次々わき上がってきたというのが真相の様だ。アルバムタイトルも当地で見つけた花の名前から命名したとのこと。レコーディングのため、NYに戻りスタジオ入りする訳だが、共同プロデューサーに名を連ねているジャック・ダグラスなる人物とはどういう関係でどういう風にプロデュースを依頼するに至り、バンドの面々としてチープトリックのメンバーらを起用した理由は定かではない。ご存じの方がいたら是非ご教示願いたい所である。EMI脱退後はフリーであったが、契約成立したゲフィンを選んだ理由は同社が作品を聞かずに承諾したからとの事。(他社はデモを聴きたがった)ジャケットは篠山紀信氏による。サウンドはこれまでになくソリッドな感触で、当時の言葉で言うならニューウェイブテイストな曲が目立つのが特徴である。イマジンの時同様、洋子さんの意見具申が相当大きかったことも推測される。
 さて、本作は夫婦の対話がコンセプトになっており、2人のヴォーカルが交互に収録されているが、洋子さんの部分をカットし、ジョンのパートだけを切り抜いて聴くファンが少なからずいるようだが、これでは本作を鑑賞したことにはならない。例えば人気の高いM10のアンサーソングとしてのM11の内容だが、歌詞をご覧になれば理解していただけると思うが、そこでは夫と息子への深い深い愛情が歌われているし、ジョンが続いてカバーするM13同様、楽曲としてのクォリティーも極めて高くジョンの作品に全くといっていい程ひけをとっていないし、詞の内容も深く、聴く者をうならせるものがある。多くのリスナーが洋子さんを受け付けないのは、過去のライヴでの「叫び」や本作のM2にあるのだろう。特にM2は日本語でそういう場面を口にしているので、我々日本人に、「さあ聴けそして感動しろ」と言われても確かに無理がある。しかしこういうリアリズムというのは文学・絵画・映画・音楽の世界にはいくらでもあるのではなかろうか。アダルトのようにそういうことを目的にしているわけではないし、あの偉大なるジョンと洋子なのである。自分を熱心なレノンファンと自称するなら、条件反射的に拒絶するのではなく、彼らの活動を優しく見守ろうではないか。さらに全曲とも2人の装飾脚色のないただただ正直な心が歌われているのだ。M5では、離れていく洋子さんに必死にしがみつくジョンの、その返答としてM6ではジョンに(一時的に)愛想をつかした洋子さんのストレートな気持ちが歌われている。個人的には、M5での「Stop bleeding now! (流れる血を止めてくれ!)」の部分はあまりにも痛々しくて聴くたびに涙が出る。また思わず12月8日に救急車で運ばれる場面を勝手に想像してしまうのだ。本当に痛々しい曲だ。
 個人的に最も好きなのは、M8だ。これは、表面的には隠遁生活時代の事を取り上げているが、Strawberry Fields Forever同様「自分独自の世界観」歌っており、全作品群の中で2番目に好きな曲である。(1番はStrawberry Fields...)
 戦いを終えたジョンが家庭の幸せに目を向けた最初のアルバムでもあり、「ジョンの魂」同様全くもって自分をさらけ出しているアルバムである。またボーナストラックとして洋子さんの「Walking On Thin Ice」が収録されている。これは死の数時間前にジョン自らのプロデュースで録音されたものである。しかも凶弾に倒れた時、彼はこのテープを抱きかかえていたのである。本作はそういうアルバムなのだ! 貴方が熱心なファンなら絶対に飛ばし聴きはしてはならないアルバムなのである。
誰がどう聴いたって、ヨーコが辛い ★★★☆☆
タイトルが「ダブル・ファンタジー」で、アーチスト名が「ジョンレノン&オノヨーコ」という事を念頭に置いても、
交互に割り込んでくるオノヨーコの曲がキモ過ぎて辛い。これは、当たり前でどうしようもない事実。
楽曲ウンヌンより彼女のヴォーカリストとしての声質の問題・・・人前で歌うとかどうのと言う次元ではなく
ただたんに「耳障り」以外の何者でもない。
歌は歌であってそれ以上でもそれ以下でもなく、今そこにある音が全て・・・心地良さのカケラも感じない。
ジョンの遺作を悪くは言いたくないが、本作のすべてを受け入れられるほど「麻痺」はしていません。

自分は当たり前のように編集して、オノ・ヨーコの曲を「飛ばし聴き」をしていましたけれど、
編集しなければ、いったい「いつ」「どこで」「どんなシチュエーション」で聴けというんだい???という疑問を
1980年の中学生の頃から今に至まで持ってます。
ヨーコの曲を除けば間違いなく★5つ ★★★☆☆
ジョンの曲とヨーコの曲が交互に入っています。
ジョンの作品「Starting Over」「Woman」など佳曲揃いです。
が、ヨーコの曲は相変わらずどうしようもないですねぇ。ぶちこわしです。どうにかならないんですかね。
ちなみにジャケット写真は篠山紀信が撮影しています。
アルバムが素晴らしいんだ! ★★★★★
リミックス&リマスターで再発されているジョン・レノンのオリジナルアルバム。
「イマジン」「ジョンの魂」ではリミックスを良いと思わなかったので、このアルバムがリマスターのみで発表されて、ホッとしました。
2005年現在の音と比べればスカスカ感のあるミックスですが、リミックスしてまで作り直す理由の見つかる音質ではありません。
ボーナストラックでヨーコのシングル、ジョンのデモ、インタビューが収録されています。
ここに収録しなくても・・・という気持ちはありますが、悪くは無いです。

このアルバムがヨーコの曲と交互(実際にはLP各面頭の都合でずれるのだが)に収録されていることで、飛ばし聞きが流行ったそうですが、
発売当時からそのままの形で聞いてきた自分には考えられませんでした。
並びが絶妙で、後の編集盤「コレクション」や「本当にやってしまった!」感のある4枚組「LENNON」では何か物足りなさを感じます。
ビートルズの「サージェント・ペパー」をバラバラにするよりも違和感を感じるのは思い入れのせいなのか?
ヨーコの声を受け付けないという方の気分も理解できますが、本当にこの並びが良くてヨーコの曲も素晴らしいと思えることに「無理してんじゃないの?」等と言われるのがホントに悲しくなります。
でなければこのアルバムの価値は遺作というだけで、いまだに価値を持ち続けているわけが無い、と強く思うわけです。

PCでiTunesのように好きなように並び替えて音楽を聞く、新しい時代になったように思いますが、
アルバム単位で素晴らしいものを作ろうとした時代の代表作として、永遠に聞かれていくことを望みます。