前巻から引き続きの、奇妙なゴミ回収のアルバイト付近で起こった殺人事件と、少年探偵団が雪山で遭遇する水死体事件と、山寺の離れで忽然と
姿を消した女の刺殺体事件と、「探偵甲子園」編の途中までを収録。
甲子園編はまずキャラクター造型が好い。東西南北それぞれの高校生探偵がどれも魅力的。そして山寺の事件は摩訶不思議な怪奇性によるツカミ
とパズル要素満点の謎解きが非常に愉しい。雪山事件は仰天の殺人方法に限るネ。最初の事件は本編に絡め蠢動させる黒の動きに（!?）。
だが、一番印象に残るのはトリックより青山節だよなぁ。。雪山事件の解決後、帰路につく車の中で一人頬杖を突いて憂ふコナン君。そんな彼が
心の中で呟いた言葉最高だな。そして、山寺事件の方でも、青山さん独特の穿った見方を象徴するような捨て台詞最高だなぁ。。結局、ボクが
コナンを愛する所以はここら辺かもしれないな。ミステリーとしても素晴らしいが何よりそのファクターを用いて・借りて表現しようとしている
ものが素晴らしいんだなぁ。いや、ホントに。

もうこんなに巻数いってたなんて驚いたな。久しぶりに買ってみたけど、強烈なマンネリがびんびん伝わってきたよ。 作者は一体どうやって終わらせるつもりなんだろう?すべて夢落ちだったら笑えるんだけど。

正直探偵甲子園はおもしろかったし続きが読みたいと思った…けどいい加減黒の組織と対峙して終わって欲しい この作品は今巻まで全くストーリーが進んでいない黒の組織のメンバーがただただ増えてくだけで一向終わりが見えない 作者は黒の組織のことを何も考えてないとしかおもえない

54巻までくるとトリックが変わるだけで、同じような話しが多い。
いい加減に最終回に向けて話しの進展が欲しいです。
人気があるから54巻まで来たんでしょうが…実際人気があったのは数年前までで、今ではほとんどの人が「仕方ないけどここまで来たら買うか」みたいな感じじゃないですかね。
話しが長く続けば名作というわけではないと思う。
人気がある今のうちに最終回をむかえて頂きたいものです。

特に述べたいのは、探偵甲子園についてだ。作者は、5年間以上構成を練ってきたというが御粗末過ぎる。考えるべきは何故、犯人が時間をかけてまで密室を作る必要性があるかではないか。密室トリックとコナン達は、ほざくがそれが必然か偶然か考える発想はないのだろうか。小生だの僕だの珍妙なキャラやレイコンマまで時間にうるさい白馬は登場人物としても低く感じる。そんな事を書く暇があるなら、新本格派とよばれる人達の本を読んで、ミステリーのプロットを勉強したほうがいいと思う。 20巻?あたりにパソコンのハンドルネームを使った事件ガあったが、何が翼のない人間にはできない犯罪だと思った。これも上記と同じようにそんな犯人が、手間暇かける理由は何かや、犯人にとってそうせざるおえない理由があったかを書くのがミステリーでは?ナンバーワンにしては、稚拙だ!