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非才!―あなたの子どもを勝者にする成功の科学

価格: ¥1,995
カテゴリ: 単行本
ブランド: 柏書房
Amazon.co.jpで確認
訳者解説がなければ,星5つ ★★☆☆☆
第3部はおまけとして,第1部,第2部は
「人間やればできる」と思わせ,モチベーションアップ間違いなし。

ただ,訳者の解説は読まなければ良かった。

「本書への疑問」とか「どこまで間に受けるべきか?」とか,
アップしたモチベーションが一気にしぼむ解説
どう解釈するかは読者次第って,そんなこと言われなくたって。

訳者が最後に不要なでしゃばり。
解説は無くて良かったのでは。
努力は裏切らない ★★★★★
羽生善治さんの推薦があり、読んでみました。

努力あるのみ。
才能はほとんど関係ない。
ということを実証的に語っています。

羽生さんもそのように感じているから
推薦しているのでしょう。

努力は裏切らないことを改めて感じました。
安易に成功を得るためのノウハウ本のようなものが
多く出ていますが、地道にコツコツと
積み重ねていくことがいかに大事かを
改めて噛み締めることになりました。
努力礼賛: 高い目標を持つ人へ ★★★★☆

努力の量と質について新しい視点でといた本。 お薦め。

本書の主張: 卓越性は才能ではなく、 正しい気構え(mindset)で目的性を持った練習法を延々とやり続ける努力によって達成される。 そういった練習を可能にする機会(コーチ、用具、地理等の環境)の要素もとても大きい。

卓越性(expertise)を研究する心理学者K. Anders Ericsson の影響下にある本であり、 よってグラッドウェルの「天才!」と内容がいくらか重なり、そこからの引用も多い。

独自の特色として著者自身が卓越性を達成したということ。
著者は卓球の元イギリスチャンピオンであり、国際大会でも活躍した。
それだけに一連の論文を自分自身や他のスポーツに重ねて説明する説得力がとてもある。
ただその分、取り上げる例がスポーツ分野に偏りがちである。

著者曰く、自身の成功は才能ではなく、 たまたま家のガレージに当時珍しい卓球テーブルがあり、たまたま熱中して練習相手になってくれる兄があり、 たまたま同じ学校の体育教師が有名卓球クラブのコーチであり、そのクラブは珍しく24時間練習できた、等の偶然にもたらされた数々の努力を意味あるものにする機会が重要だった。 
達成者自身がこういうことを言うのをなかなか聞かないので面白い。

ただ本書は努力は必要条件でなく必要十分条件だと主張しており極端だ。
努力やそれを意味あるものにする機会や気構えの重要性を主張するが、生得的な才能の評価は低い。
しかし本書で紹介される研究や事例では才能に対して努力だけが重要だということを示しきれない。

娘3人ともチェスの名人に育て上げた学者は、孤児を同じように育てる申し出(大金)を断ったし、名門音楽院のもっとも有望なヴァイオリニストは例外なく10000時間の練習を重ねたという事実は、どんな子も同じ練習でそうなれることを示せない。
一般に知能が高いと思われるノーベル賞の科学分野の受賞者の知能が一般程度もしくは以下という話は聞いたことがない。
知能は心理学の主流見解では遺伝(生得的)も環境(後天的)も重要とされる。 こうした事実から、少なくとも努力が必要十分だといえないのではないか。
また脳は発達段階に応じて臨界期があり、言語や、音楽などは幼少期の正しい時期に正しい刺激を受けることが発達上重要とされるが、 既に脳が十分に成熟した多くの読者に、本書で多くあげられた幼少期からの努力以外の例示がもっとあればと思った。

本書の主張は楽観的で心地よいが、その裏づけが一面的であり、もっと生物学的、心理学的な点での裏づけが読みたかった。
ともあれ、努力と言えば黙々と量をこなす根性論が跋扈し、「天才」の華やかさだけが強調されがちな昨今に、努力の重要性を新たな角度で説明した本書は高い目標を持つ全ての人にお薦め。


蛇足だが、 
  同じ主張のグラッドウェルの勝間訳タイトルが「天才!」で本書が「非才」なのは興味深い。当然本書の訳のほうが優れており読みやすい。 グラッドウェルを読んでない人は読みやすい原著「Outlier」を薦めます。

  また、初版は漢字の変換し忘れと思われる箇所がたくさんあり、かなり読みづらい部分があった。

「才能」などというのは幻想の産物! ★★★★☆
全ては努力。

グラッドウェルの"Outliers"やコイルの"The talented code"等、突出した能力と努力とは必要充分の関係にあると主張する類書は多い。本書の特徴は身体に特化している点だ。反射神経や作曲や画力など通常は先天的に与えられたものと考えられている…しかしそれらですら後天的に獲得されたものなのだ!

一流のスポーツ選手とはほど遠い生活を送るレビュアーにとってはこの本からその世界が垣間見えるようで、ワクワクした。彼らが練習によって培うものは素人には思いもよらないほど多いようだ。対戦相手の動きから情報を読み取るという予測能力、意識しないでも一連の動作を淀みなくできるようになることetc、スポーツ科学や心理学の結果を効果的に援用している。

教育や自己啓発のヒントも読み取れよう。内面化された動機を保ち続けることが成功の秘訣なのだから、褒める対象は才能ではなく努力であるべき。努力を維持する/あがらない/達成後の喪失感に囚われないようにするにはどういう心構えで居るべきか。翻訳版には本書の内容に水を差すような訳者のツッコミがあって、多面的な感想を持たせる一助となっている。

オックスフォード卒のもと卓球英連邦王者たる現ジャーナリストという異色の経歴の持ち主が「全ては努力」と言い切っていたら、ほとんどの読者は実際反論できないのではなかろうか!