初期の傑作
★★★★★
もちろん、ブルーのジャケットの第1集の聴き物は「ニューヨークの秋」と「キャラバン」で、この第2集の聞き物は一曲目のロック・ソルト。ただし、第1集より、高度なジャズファン向け。出来も第1集のほうが少々いい。古き良き時代のケニー・バレル。グラント・グリーンやウエス・モンゴメリーに較べてブルージーだけど、さっぱり、さわやかなのがバレルの身上。アルフレッド・ライオン時代のブルーノートで、ジャケは、あのアンディー・ウォーホルの若き日の作品。よってジャケットだってありがたい。(松本敏之)