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裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)

価格: ¥690
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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裁判傍聴に興味を持たせてくれる本 ★★★★☆
軽妙な語り口で、公判傍聴の経験を語ってくれる。まるでコミックを読んだような後味。
不謹慎といえば不謹慎。しかし、そこには人間ドラマがぎっしりと詰まっていて、
いろいろと考えさせられる。

2009年に裁判員制度も施行され、裁判について、私たちも全く無関係ではなくなった。
本著を読めば、一度、公判を覗いてみようか、という気持ちになる。
まるで、私たちが、自身で心の中に、勝手に敷いていた高い敷居を軽くまたがせてくれる、
という感じだろうか。そんな気分にさせてくれる、という点、この本は意義があると思う。

漫画を読んで ★☆☆☆☆
漫画版を読んで面白かったので、原作を買ってみた。はっきり言って原作は酷い。文章力も無いし、浅い。もっとも酷いのは構成力で、それぞれの裁判の断片ばかりを、ツギハギで書き連ねているだけなので、全く内容が掴めないし、どの辺に面白さを見出だせば良いのか分からない。ギャグも無いし、シリアスも緊張感も無い。こんなのブログにでも書いて、無料で公開する程度の内容だろ!?
それぞれの断片を切り取って、結論が無いまま、項目も変えずにいつの間にか次の裁判の話に入っている。例えば前のページの覚醒剤主婦の話が続いているのかと読んでいると、急にその娘まで登場…「ん?娘なんか、どこに出てきたっけ?」とモヤっと読み進めてみると、実は全然違う覚醒剤事件主婦の話になっていた!なんていうパターンばかりで、頭がおかしくなる。漫画版の方は、しっかりとまとまりがあって、結構ストレス無く楽しめたのに…。漫画版や映像化されたものは、原作を超えられないのが常だが、この作品の場合は違うようだ。
裁判をぐっと身近に ★★★☆☆
裁判に関してなにも知らなかった著者が、実際に裁判を傍聴して、それを面白おかしく綴ったもの。
人の不幸を楽しんでいる感は否めないが、明日は我が身と自分を戒めている面もあり、不快ではなかった。
特に、裁判官・弁護士・検事などの心境の解説が面白い。
みんな人間なんだ。
給料のために裁判を引き伸ばしたり、ほかの案件を多く抱えてるからあっさり終わらせたり、傍聴席に女子高生がいるから張りきる。

裁判にはかなりお堅いイメージがあったが、ぐっと身近に感じさせてくれた。
よんでみて ★★★☆☆
タイトルの気楽さに共感できるなら、読みましょうw
きっとこのレビューをみてるぐらいなら、気になるんでしょうし ( ̄ー ̄)ニヤリ

内容は、裁判の傍聴した内容等がかいてあるだけなんですが、
ちょっと普通と違う価値観の世界がそこにはありますよ。

これを読んだら、友達との話のネタになるのではないでしょうかね。
筆者のスタンス ★★★★☆
他の方のレビューを見てもわかる通り好き嫌いの分かれる本。

著者は野次馬根性、気楽、ライト感覚に裁判を傍聴するスタンスで書いている。
裁判という本人達(被害者や被告、その家族)にとってはかなり深刻な状況を
このようなスタンスで書けば「不謹慎だ」「本人達の身になって」などの
批判は当然のように出てくるだろう。

しかしそれを言い出すと一般のニュースや新聞、ワイドショー、週刊誌などはどうか。
マスコミもそれを見る視聴者も野次馬根性の他人事ではないだろうか?
事件の真実、本質はある意味本人にしか分からない。あるいは本人にも分からない。
それを他人が理解するのはほとんど不可能だ。
「本人の身になって」なんてこと自体がナンセンスだと思う。

当事者達の身になることは不可能でも裁判の傍聴であればマスコミというフィルターは
除外することができる。
事件そのものの基礎知識もなく裁判の一部だけを切り取って評論するのも
いかがなものとは思うが、全容を知ること自体が不可能だ。

そのように考えると「本人の身になる」ことも「事件の全容を知る」ことも
傍聴マニアではなく警察でもない我々には不可能だと思う。

あくまで赤の他人が普段の生活を営みながら裁判を傍聴するという筆者のスタンスは
突然裁判員として出廷させられた我々一般人の立場に近いのではないかと思う。