効果的なアウトプットからのアプローチ
★★★★☆
860点超えのための「アウトプット」方面からのアプローチを標榜するだけあり、
1週間弱の学習ながら、的を得たトレーニングを行うことができた感覚が残りました。
中でも、国内学習組の日本人が苦手とする「疑問文」への回答瞬発力を養うトレーニングは目から鱗の学習法でした。
実際のTOEICの問題は(Listening,Reading共)これほど難易度は高くありませんが、
上級を目指す方はこの本の演習を徹底的に行うことで、英語の筋肉がついていくことを期待できる一冊です。
最後に、模擬試験アンサーシートは付いていましたが本編のアンサーシートが無かった為、自分でナンバリングして作成しなくてはなりませんでした。
なので、星4つにさせていただきます。
800点前後で伸び悩んでいる方にお勧め
★★★★☆
900点以上の高得点を狙いつつも、800点前後で足踏み状態の学習者の方は多いかと思いますが、その得点アップの起爆剤になりうる書籍だと思います。
各セクションに特化した練習問題(重要表現)が多数載せられていますので、自分の苦手な用法や語法を満遍なくチェックできます。
著者が言うように、英語のアウトプット力に焦点が当てられており、反復して身体に叩き込むようなトレーニング的な要素が強いように思います。
私はこの本を使用することで、特に今まで曖昧だった文法面での理解が定着してきました。
ただし、問題量がなかなかに豊富なので、1〜2週間の短期間で仕上げようという人には不向きかもしれません。問題の質は高めです。重箱の隅をつつくような大学受験的な表現は出てきません。いずれも日常会話レベルで使用される表現が中心です。一度といわず、何度も繰り返し学習すると効果的でしょう。