直訳で叙情詩という意味のエピック。
その言葉通り他のメタルよりも叙情的な詩と演出によって
ドラマティックに展開していく音楽がこのジャンルの魅力です。
残念ながら複雑なメロディと聴いていて爽快感のある明快なメロディという
相反する要素を要求するジャンルの為、バンド数は多くありません。

本作はエピック・メタルというジャンルを切り開いた「kamelot」の作品です。
前作である「karma」が名盤と絶賛された経緯があり、
「アレを超えるのは不可能だろう」とファンから期待と不安がない交ぜされた視線を送られていた彼らですが、
蓋を開けてみればバンド史上最高傑作との評を得る名盤に仕上がりました。
特にファン投票第１位の「Center of the Universe」は必聴ですよ！


全編に渡って繰り広げられるドラマ性が貴方を陶酔させてくれること受け合いです
オススメ出来る１枚ですよ（ '∀｀ ）∩

現在の叙情メタル・シーンにおいて、トップ付近に位置し、その楽曲から放たれる独特のオーラは唯一無二の存在感をアピールする、アメリカ産メロディック・メタルバンドの６ｔｈフル。

作風は、飛躍的な進化を遂げた名盤、前作「KARMA」を踏襲したもので、順当なステップを踏んできているといえるもの。

依然としてロイ・カーン（元CONCEPTION）の色気満点のヴォーカルが孤高の存在感を演出しており、硬質なバック陣と対をなす、流れる液体のような質感はやはり唯一無二。
一口にメタルという括りにはありつつも、液体金属といった言葉が相応しい、彼らの音楽。まるで意志を持った水銀が舞い踊るかのような、危うくも美しいサウンドは、ここにきて一つの完成型を示すに至っている。

とりあえず不穏なイントロ＃１“Prologue”からいきなりの名曲＃２“Center　Of　My　Universe”で悶絶でしょ。でもって、さらに畳み掛ける＃３“Farewell”で天国行き決定。

まあ欲を言えば、初期〜中期に見られた２ビート疾走も混ぜて欲しい気もしないでもないが、まあこれはこれで落ち着いた大人のメタルとしては問題ないのかな。

季節はもう秋、＃６“Wander”でも聴きつつ、秋の夜長に浸るのも一興かな（＾＾

ANGRAもKAMELOTも自分たちの意志でコンセプト作ってるんだけどねー
ドリームシアターごときの低レベルな音楽をマネする必要もないし
されても困るっす

1曲目からめちゃくちゃ格好いい。どの曲も捨て曲無し。非常に重厚で緩急の使い分けがうまいです。ボーカルもうまいですねぇ。たまに入る女性コーラスが入りすぎずにポイントを押さえていて非常に効果的です。
全てのメタルファンにお勧めです。

初めて買ったメタル。このドラマティックさ、適度なシンフォニックさ、カッコよさ、ヴォーカルの上手さに「なんで今までメタルを知らなかったのだろう！」と思いました。色々な意味で衝撃の一枚。