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密封<奥右筆秘帳> (講談社文庫)

価格: ¥730
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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時代小説の自由さ ★★★★☆
 奥右筆という存在への好奇心から読んだ。将軍家の権力闘争と謎解きの面白さ。最後まで引き付けて離さない筆力は凄い。だが、こうしたドロドロの世界を読み続けるのは少々つらい。それを緩和させるには、瑞紀と衛悟のエピソードを膨らませるとかの配慮があっていい。佐伯泰英「密命」の吉宗と尾張の闘争と同じように、幾多の命のやり取りがここでも起きる。最近の時代小説はト書き的説明が多すぎるから、話の興が削がれる。今のところ2巻目までは読むつもりだ。
ずっと気になっていて、ようやく読んだ本 ★★★★★
この物語の主人公は、奧右筆組頭の立花併右衛門とその隣家に住む「お控えどの」柊衛悟。
衛悟は剣の修行をしていて、強いけれど、最強ではなくて、
自分が全くかなわない相手と剣を合わせることになる。
時代小説で良く描かれる剣豪は、いつも最強でいるけれど、
衛悟はまだまだ成長途中。
だから、悩むこともあるし、相手が怖いし、もっと強くなりたいと思う。
そこがおもしろくて、長いシリーズの中で
少しずつ強くなっていって欲しいと思う。

解説の縄田一男サンも書いていたけれど、
「これで続きを読まずにおられようか。早くも二巻目が待ち遠しい」