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キハ82物語―「はつかり」で始まったディーゼル特急半世紀の物語 (JTBキャンブックス―鉄道)

価格: ¥1,785
カテゴリ: 単行本
ブランド: JTBパブリッシング
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お見事 ★★★★★
キハ58やDD51同様、「キハ82物語」とは銘打ってあるが、サブタイトルにあるとおり「はつかり」型キハ81を振り出しに国鉄~JRのディーゼル特急の歴史をまとめたもの。言うなればその2冊と合わせて「ディーゼル三部作」とでも呼びたい仕上がり。時刻表の表紙でディーゼル特急の写真が使われたもののコレクションや、「黒岩保美作品集」と銘打った見開きなどなかなかの内容。
強いて言うなら、これらの名車群を世に送り出した富士重工(の鉄道車両担当事業部)も新潟鉄工も過去帖入り……という話題まで引っ張ってくれたら……(苦笑)
鉄路の女王「キハ82」 ★★★★★
 タイトルは「キハ82物語」だがキハ82に限定せず、その後のキハ181をはじめとしたディーゼル特急車両のすべてを網羅している。とはいえ、中心はキハ82。

 この1冊でキハ82の車両、運転のすべてがわかるといっても過言ではない。詳細な列車変遷の説明と豊富な写真。どれもが1級の価値を持つ。厳選されたカラー写真が美しい。

 個人的には長崎本線での下りの「さくら」、牽引はC60、と上り「かもめ」の交換風景の写真が気に入っている。国鉄の黄金時代を代表する1枚だと思う。

 それにしてもキハ82の優美な姿に惚れ惚れする。ライトケースに代表される曲線の使い方が秀逸だと思う。スペック、アコモデーションでは今のJR車両に及ぶべくも無いが優雅さの点ではひけをとらない。まさに「鉄路の女王」の名に恥じない美しさを持つ。

 この本はその魅力を余すことなく伝えている。