インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

撃墜王の素顔―海軍戦闘機隊エースの回想 (光人社NF文庫)

価格: ¥650
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光人社
Amazon.co.jpで確認
溌剌とした航空戦記 ★★★★☆
短期間で戻ると聞いていた配下の隊員達が、
着替や財布も持たず九州・台湾と転戦して、
結局、現地で前借りを手配してやる話など、
他の戦記物では知り得なかった航空隊の生態が面白い。
同じような記述の繰返しが少々あるが勢いで最後まで読ませる。

囚人部隊と仲良くなって聞いた話として、
「履いてるゲタを掏る方法」が書かれており、
長年の疑問が解消したのも個人的に良かった。
職人気質を感じる戦闘機搭乗員の回想録 ★★★☆☆
母艦搭乗員、ラバウルなどで百余回の空戦を体験し、個人撃墜32機(約50機との説も)の記録を持つ海軍戦闘機隊のエース、杉野計雄(すぎのかずお)飛曹長の零戦空戦記です。

呉海兵団の機関兵から駆逐艦艤装員、駆逐艦乗組員を経て航空兵を志願。(丙飛3期)6空戦闘機隊に配属されミッドウェー海戦で初陣を迎え、その後、空母「大鷹」「翔鶴」「瑞鶴」に乗組、優秀な技量が求められる母艦搭乗員として活躍された。「ろ」号作戦でラバウルにも進出し、のちに二五三空に編入されるなど、過酷な消耗戦をくぐりぬけ、末期には特攻隊員として出撃待機まで経験した叩き上げの零戦パイロットである。

入隊から終戦まで、荒削りではあるが、数々のエピソードや、出合った人物との回想が多く紹介されている。残念ながら操縦や空戦に関する技術、メカニカルな部分にはほとんど触れられていない。戦後50年を経て書かれた本ですから、無理もないところでしょうか。全体的に、いかにも職人気質で、失礼だがいかにも文章慣れしていない印象を受ける。それがまたリアリティを感じさせてくれる一冊でありました。

中島教員に師事した同期練習生ペア(6名)の中には、杉野計雄飛曹長、谷水竹雄飛曹長、杉田庄一少尉と伝説の人物が3名もおり大変驚いた。