逆風と闘った歌姫の記録(1)
★★★★★
ニコレット80年発表の3作目。この頃はニューウェイヴ・サウンドがウェスト・コーストにも及び、リンダ・ロンシュタットすらもニューウェイヴの要素を大胆に取り入れた「激愛」を発表するなど、世をあげてパンクだ、テクノだ、という風潮に染まっていった。その中でニコレットのような、いい意味で器用ではないウェスト・コースト女性シンガーは苦闘を強いられ、事実本作と次作はセールスの面ではかんばしくなかった。その両作が再発されるとは望外の喜びであり、まずはレコード会社の英断に感謝したい。
本作だが、時代の影響は感じられるものの、彼女の持ち味を大きく曲げてまで時代に迎合することはなく、今聴き直しても実に心地よいポップ・サウンドが展開される。既に下でsarsyさんが適切なレビューを書かれているので、私から特に付け加えるコメントはほとんどないが、個人的には、リンダがバック・コーラスに加わった2曲目のOoo-eeとローエル・ジョージへの敬意を込めて切々と歌い上げる9曲目のLong Distance Loveが出色の出来だと思う。私にとって本作は再評価を求めたい作品の1つである。
もういなくなって10年
★★★★★
ニコレット・ラーソンそしてドラマー、キース・ヌードセンが天国から光を投げています。とても明るいサウンド。楽曲、ミキシング(音の処理)ともに満点です。
今作ではドゥービー・ブラザーズの参加が特筆されます。
ごきげんな1)Radiolandoではギターsoloにパトリック・シモンズ。
たたみかける8ビートpop 2)ウー・イーではコーラスにリンダ・ロンシュタット。(こちらもドラムはKヌードセン)
南部の香りが漂う ピアノから始まるシャッフル・ビート5)tears〜 はアラン・トゥーサンの作品。
トリプレット<3連符>リズムがpopな8)Fool for love、こちらはマクドナルド時代のドゥービーを思わせるAOR色の濃い作品となっている。
おしまいは、静かにしめくくるローウェル・ジョージ(リトル・フィート)のLong distance love。
私にとってはこの3作目がAOR名盤ベスト10の一枚。(キーボードにて数曲でマーク・ジョーダン参加)
全曲がメジャー・キー(長調)。夏に聞くのがおすすめ!。また、気分が沈んだときにもどうぞ。
待ってました!
★★★★★
探し回ってたCDです。うれしい復刻です。彼女のなかでは、アルバムはこれが最高の出来と思います。(曲は、マイクとDUETのLET ME GO LOVEが最高たい)ストレイト・フロム・ザ・ハートなんか最高!海を見にBGMでよろしい。DOOBIEの全面バックもうれしいよ!澄み切った音楽ゆえに、彼女がもういないことも、自分ももう若くないことも、ずしりと来ます。博多の海、志賀島へ行く途中、よく聞いたよ。夏には、このCD連れて博多に行こう!ゲッツだぜ!
今も輝きを失わぬ3作目の復刻! 1980年作
★★★★★
ニコレット・ラーソンそしてドラマー、キース・ヌードセンが天国から光を投げています。とても明るいサウンド。楽曲、ミキシング(音の処理)ともに満点です。
今作ではドゥービー・ブラザーズの参加が特筆されます。
ごきげんな①Radiolandoではギターsoloにパトリック・シモンズ。
たたみかける8ビートpop②ウー・イーではコーラスにリンダ・ロンシュタット。(①②ともにドラムはKヌードセン)
サウス・フレイバーのシャッフル・ビート⑤tears~
トリプレット<3連符>popな⑧Fool for love
静かにしめくくるL・ジョージの⑨Long distance love 私にとっては<一部そうではないが>AOR名盤ベスト10の一枚。
全曲がメジャー・キー(長調)です、気分が沈んだときにもどうぞ!
ニコレット、3rd
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余裕の3作目です。田舎娘が少し洗練されてきた、そんなアルバムですね。相変わらずバックミュージシャンはすごいです。
おすすめは、OOO-eee(ウーイー)。リンダのバックコーラスと息がぴったり。ロングディスタンスラブもいい!