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B‐29日本爆撃30回の実録―第2次世界大戦で東京大空襲に携わった米軍パイロットの実戦日記

価格: ¥764
カテゴリ: 単行本
ブランド: ネコパブリッシング
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まさに「実録」。 ★★★★★
個人的に、日本本土空襲の米軍側の記録、それも一搭乗員の視線で語られた物は
読んだことがなかったこともあって、到着後一気に読んでしまった。

莫大な物量に任せて一方的な戦いを進めたかと思ったが、
筆者は'45年3月10日の東京大空襲任務に就いたものの、
実は嫌で仕方がなく、指折り数えて任務終了の日を待った心境が良くわかる。

他にも、待機時間中の兵舎の整備や、兵士と従軍看護婦の色恋沙汰などの
B-29基地の舞台裏なども克明に生き生きと描いている。

戦争に勝者も敗者もなく、残るのは戦友を失った当事者の心の傷だけだ。
これが実相だ! ★★★★★
 任務でマリアナに来ているとは言え、昼間からバケツ一杯のアイスクリームを食べる乗員たち。もちろんそこへ硫黄島から逆襲の爆撃があるが、壊されてもウィチタからは染み出るように新しいB−29がやって来る。不時着水したB−29は救難の駆逐艦が来るまでの間浮きつづけ、最後は駆逐艦の発砲でしぶしぶ沈んでいく。爆弾と一緒に間違えて燃料タンクまで投下してしまう。
 一見ユーモラスなエピソードも沢山出て来るが、爆撃航行中の恐怖は想像に難くない。僚機も目の前で次々落とされていく。一番の戦慄は東京大空襲。作戦も強引(超低空爆撃)だが、先導機がまず焼夷弾で目標地点に四角の「枠」を火で描く。本隊はそのしるしの中へ順番に焼夷弾を落とす「作業」をする。これは日本側から非難される「逃げ場を無くす爆撃法」ではなかった。ただ単に後続機に分かりを良くするだけの行為に過ぎなかったのだ。そのくらい、単純な作戦だったのだ。だが結果は歴史に残る大虐殺だった訳だが、乗組員には正も邪もない。著者マーシャルも「早く任務30回を終えたい」ただその一心だったに違いない。リアリズムに溢れる内容だ。
 「ハローラン虜囚記」は日本の捕虜取扱いの実態が描かれているが、これは他にこういう描写が少ないためとても貴重な文献と言える。