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石油の支配者 (文春新書)

価格: ¥767
カテゴリ: 新書
ブランド: 文藝春秋
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雑誌記事をまとめたもの? ★★☆☆☆
WTIが147ドルという最高値をつけた直後に書かれた世界の石油市場に関する本。最近の雑誌記事をまとめたような内容で、歴史的な記述もなければ、各国の戦略について深く掘り下げて分析されてもおらず、学術的さは全くない。評価は高いようだが、私には得るところが少なかった。原油価格が高騰していること、原油高騰にはファンドマネーが大きく関与していることをくどいように何度も何度も述べるなど、簡潔さもない。日本の石油関係者の競争力は極めて低く特に人材不足について堺屋太一氏がテレビで嘆いていたが、この本を読んで本当に石油について深く研究している専門家がいないのではと不安に思った。
面白い! ★★★★☆
石油は経済性を無視すれば埋蔵量がどんどん増えますが、そんなことは誰でも言っていることです。また石油の起源が有機であれ無機であれ、掘るのには膨大なコストが掛かるし、オペレーションもそうです。また、無機であれば(消費のペースを超えて)いくらでも生成されるなんてことはどの学者も言っていません。
全般的には非常に面白かったです。ロシアの技術が世界の最先端というのもおそらく正しいと思います。
ただし、非常に重要な視点が抜けている気がしてなりません。石油がどんどん出るのはいいのですが、温暖化について筆者がどのように考えているのか知りたいところです。
読み応えのある一冊 ★★★★★
本書は書店の店頭で目にした。
そのタイトルに目が留まり、購入した。
読み進むにつれて、全く新しい視点を学ぶことが出来
ほんとうに面白かった。読み応えのある一冊だった。
「石油無限説」に関しては耳にしたことがあったものの
 ここまで詳述された書物は初見であり興味深かった
そして各国が国家戦略で作り出した
「スーパーヘッジファンド(国富ファンド)」のこと、
おそろしい経済原理競合が始まっているという驚異を知った
日本が、日本国民がのほほんと日々を過ごすうちに
なんと、世界は動いている。ただただ呆然とした。
このような視点を教えてくれた著者に感謝したい。
【石油は化石燃料ではない】衝撃の一冊 ★★★★★
「石油は有限の化石燃料である」
この本を読む前まで当たり前のようにそう信じてきました。

この本では「原油化石燃料説」が本来は全く科学的根拠の無い学説であり、
地球最深度のマグマから自然発生的に原油が生成される可能性が最も高い事が
わかりやすく説かれています。(つまりほぼ地球の存在する限り、原油はほぼ
無尽蔵に再生成される可能性が高い)

埋蔵量からすると本来は価値も無いダイヤモンドがなぜこれだけ高価な
宝石として高値で取引されるのか?
希少なものと思わせることで、その本来の価値よりも価格を不当に
吊り上げることができる。原油にも全く同じことが言えます。

では、誰が何の為に、ピークオイル説を定説のように世界に信じ込ませたのか?

原油無尽蔵説をベースに油田開発を進め、枯渇した筈の油田から再発掘を進める
ロシア。そして驚く事に、実際に再度湧き出す油田。この事実は石油が古代植物、
恐竜の化石燃料であるという理屈では全く説明がつきません。

それに対して日本のエネルギー政策の何と無策なことか。
政治的な資源 ★★★★★
石油をめぐる攻防は、政治力を駆使した
戦争のようである。
石油は枯渇する資源であり、
一度失われると二度と戻らないという
常識のもと我々は割高な原油を
購入させられている。

著者の考察は、日本のバブル崩壊の
原因にもおよび、示唆に富んでいる。
最後の水資源にもっと注力するべきだと
いう指摘はもっともだと感じた。