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零戦燃ゆ〈1〉 (文春文庫)

価格: ¥509
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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太平洋戦争ものにはまるきっかけの本です。 ★★★★★
太平洋戦争関係の本にはまるきっかけになった本です。
ノンフィクションであるため、全体として日本の負け方がこれでもかという感じで描かれています。そのためなぜこのような戦いをやってしまったのかということで、以後いろいろな太平洋戦争ものの本を読みました。

本書の内容として、最初は米国のグラマン社での戦闘機の開発物語りなどがあり、日本の零戦の開発との対比などもありました。技術者としては設計思想の違いで、参考になる点がありました。後半では、戦争における実際の作戦のようすがメインとなり、開発物語りが少なかったため若干もの足りない点があります。

文庫本で6冊で、分量は多いですが、太平洋戦争の海軍の戦い方について貴重な歴史であると思う。
ヒコーキ好きにはお勧めです。

これは小説というよりルポルタージュ ★★★★★
文庫本で二千ページを越える大著。綿密な調査によって調べられた膨大な数のパイロットたちの実名と戦いぶりが詳細に語られ、それを主軸として太平洋戦争の経緯が表れてきている。これは歴史書や小説ではなくルポルタージュの形式である。著者の柳田氏の問題意識は、あとがきの「この国では徹底した調査というものがこれまでになされたことがあっただろうか」という言葉に端的に現れている。事実から真剣に学ぶことのない日本人の悲劇がつづられている。

 内容は、第3巻にして早くも悲惨の一言であり、読み続けることに苦しみを感じるほどである。これを読んで、航空戦というものが理論と計算に則ったものであり、航空機の開発から戦術まで含めると、実にシステマチックなものであることがよくわかる。そちらにパイロットの高度な技量とこの時代独特の張りつめた精神主義が加わって、ステレオタイプ化された「愚かな戦争」という表現ではあらわせられないものが見事に表現されている。言い換えれば、「戦争」は愚かな企てであるとしても「戦闘」には合理的な計算が必要であるわけだ。無為無策の精神主義のうちに負けていったという単純なものではなくて、合理的に計算し、総力を挙げた努力をし、超人的努力と技術と天才的ひらめきと勇気のすべてを傾けて戦い、全く勝算なく完膚無きまでに津波に飲み込まれるように負けて屍となっていったのである。「ダメだったから負けた」のではなく、すばらしい力を発揮して、しかもひねりつぶされるように負けたことに戦慄を感じる。そして、その背景にある日本のくらい部分が、今