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沖縄―日米最後の戦闘 (光人社NF文庫)

価格: ¥1,050
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光人社
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沖縄戦に関する唯一の米軍側資料 ★★★★★
本書であるが、現在売っている本の中では米軍の公式資料に基づく本は他にない。
誤訳は確かにあるが、沖縄戦を知るためには読むべき本である。
そもそも沖縄戦に関する本が少なく、貴重であり、一読に値する。
日本軍がいかに強固であったか、県民も共に戦っていること、米軍の損害も大きく
共に必死であったことが良くわかる。読むには地図を広げて見ながら読まないと
どこでどう戦っているのかがわからなくなるので、別途地図を買って読むべきだが、
それも億劫であれば、見ないでも沖縄戦の状況は伝わってくる。
麻文仁の平和記念公園、海軍司令部壕、ひめゆりの塔は、沖縄に行ったら必ず
訪れるべきである。また、関係する本として、沖縄に対する特攻の本、対馬丸に
関する本、沖縄戦を日本軍側から書いた本(絶版かもしれない)、ひめゆり部隊
の本、鉄血勤皇隊の本、戦艦大和ノ最期(吉田満)、を読んで見たほうがいい。

ここで寄り道。
歪められた真実という本のところでレビューに書き忘れたことを追記しておく。
邪魔な兵隊と書いたが、負傷又は病気により通常の速さで行軍兵士のことを
指す。
青酸カリ入りミルクをわかって飲んだ者もいたし、反抗したところを羽交い絞めにして
無理やり飲ませ、または注射した例もある。衛生兵および軍医によってなされた
要だが特に少年兵の中にはお母さんといって救いを求める悲惨な光景も見られた。
そして全員に青酸カリを接種させた後、爆薬を仕掛けて爆破し、捕虜になって作戦
が漏洩するのを防止した。

もう一点。米軍が上陸した中南部に海軍司令部壕があり、ここに向かって戦いの火
蓋が切られた。日本軍は南部上陸を第一予想としており、比較的手薄ながら善戦した。
沖縄県民も強制かは不明なのだが、竹やりを持った女性も含め防衛戦を繰り広げたが、
ここで守りきれないと思った司令官は有名な電報を打つ。沖縄県民かく戦えリ、と始まる電文
であり、一緒になってしかも軍人ではない一般人が戦闘に加わり、傷病兵を看護する等の行為
を知った司令官が辞世の句を読む前に打電した。その後手榴弾により自決。やはりこの男も
敵に直接襲い掛からなかったのは、電文は評価できても許しがたい。
米軍はそこからさらに南下し、麻文仁まで至る。ここにも司令部を置いていた。
その司令官がジョニ黒(この本ではスコッチとなっている)を飲んでやはり戦闘においてではなく
切腹して自決したのもゆるせないことだ、と書いた。既に各軍がばらばらになり、通信も分断され、
そういう時は兵士を各方面に伝令を出して命令を伝達する。上陸前から司令官による集団自決命令
を下している証言もなく、集団自決命令も切腹する時点までもそのような司令官命令に関する
証拠はない、と述べたかった。
改訂版の出版を望む ★★☆☆☆
本書は、沖縄戦の米軍側の公式記録として、客観的に記録された資料的な価値の高いものであるはずですが、残念ながら、訳のクオリティがあまりに低い。
英語の原本はすでにインターネットで公開されていますが、意味が真逆に訳されていたり、軍関連の専門用語が、意味不明の日本語に訳されていたりと、いわば怪訳といってもよいぐらいの内容です。ぜひ、改訂版の出版を希望します。
訳の稚拙さが残念 ★★☆☆☆
米国陸軍省編とあるだけあって、沖縄戦の全貌を米側資料を中心に日本側資料も織り込んで詳細に記述してある貴重なものである。しかし訳者の軍事に関する知識が乏しいようで、用語の誤りが多く目につくほか、岩壁を岸壁とするといった類の日本語の誤記も少なくない。さらには、文庫判であるため致し方ないのかも知れないが、掲載写真の多くが不鮮明であるのも残念である。
激烈な沖縄戦の詳細な記録 ★★★☆☆
本書は米国陸軍省の詳細な戦闘記録の翻訳です。 沖縄戦の全貌を実に緻密に記録しており、日本人として一度は読む価値があると思います。但し、専門用語の翻訳に幾つかミスあり、例えば「自動操縦砲」と頻繁に出てきますが、これは「自走砲」 (Self-propelled Gun) とすべきです。 また、「戦艦バージニアが特攻で沈んだ」はウソで、「戦艦ウェスト・バージニアが特攻で損傷した」が正しい。 更に「バカ ボンブ」。「Baka Bomb」(バカ ボム)は米軍による特攻ロケット「桜花」の蔑称で、それを間違った直訳にするとは許し難い。 英霊にお詫びして、次版で「桜花」と訂正しなさい! 光人社は戦記物専門の出版社なのですから、これらは恥ずべき事です。
あまりにも誤り・誤訳が多い。出版社は真摯に再出版を考慮すべし ★☆☆☆☆
他の人も書いていますが、この本は歴史に残すべきものとしてはあまりに誤訳が多く、果たしてきちんとした校正がなされたのか大きな疑問を持ってしまいます。単語としての誤りはもちろん、原書に書かれた「師団」「連隊」などの部隊単位を間違っていることが多く、よく読めば全く意味をなさない部分があります。さらに地名を現地沖縄のでの地名に翻訳しているため大方の日本人には全くなじめない、かつ地図にも載っていない地名に書き換えています。これではもはや違訳です。もしこの本を読んで研究しようとする人がいれば、大変でしょうけれども原書を読まなくてはなりません。