特徴は以下のとおり、
(1)豊富な日常英会話例文がぎっしり。4200個収録。
(2)ナチュラルより若干スロースピードでCD3枚に英文ナレーションのみ収録。(和文はなし)
(3)1ページ左側に和文、右側に英文が記載。各章頭に基本フレーズの解説のみあり、それ以外単語や文法の解説がいっさいない。
良書という理由は、
(1)簡潔で無駄がない。
(2)シャドーイングがしやすい。
(3)ボリュームが多い。
この値段はかなりお買い得。
基本的に、音読、リピーティング、シャドーイングで使い倒すように用いるもので、なにを言おうか、困ったときに使う本ではないと思います。
スティーブ・ソレィシの「なるぺら」シリーズで物足りない方、卒業した方にはお勧め。10回音読すれば、口が鍛えられます。
また、類書では、有名な「とっさのひとこと」がありますが、「とっさのひとこと」は解説が多く、CDには、和文と英文2速のナレーションが収録されており、本書とはかなり違います。値段が一番違いますかね。例えば、趣味の問題ですが、和文のナレーションもいらないというかたは、「とっさのひとこと」は買わずに本書を買うのがお買い得です。値段は約3分の1。
なお、欠点は、簡単な挨拶的な言葉が結構多めに収録されているところです。気にしなければいいのですが、気になると、ちょっと簡単過ぎるかな?って思います。
ただ収録されている内容が少々簡単なので、すでに英会話本を何冊かこなしており買い足しでこの本を検討されている方、あるいはTOEIC700点以上お持ちの方には、英文に物足りなさを感じるかもしれない。
しかしながら、英会話学校でうまく話せないという方や、海外旅行に行く予定があり英会話に自信がないという方には打って付けの一冊であり、CD3枚分のリピートを何度も繰り返すことで、簡単な質問や受け答えがスムーズに出来るようになり、英会話が楽しく感じるようになるだろう。