自然の理解と人工物の設計における対称性を求めて、本屋、図書館などで「対称性」で検索して本書に到達しました。

幾何と算術の両方で、対称性を扱うことができるが、元の数に着目する視点は考えてきませんでした。

これから何とか理解していこうと思っているところです。

ロジスティクスの問題を単純に視覚化する方法を考えていて、ネットを調べている時に偶然にも四元数の
事を知りました。
まだ複素代数の事も勉強していないので、まずはそちらを理解してからなのですが、
すぐにもイメージが欲しかったので選んだ本がこれです。

四元数の入手しやすい本は他にも「ハミルトンと四元数―人・数の体系・応用」があったのですが、
こちらの本は欲しかった群論の説明が無かったですし、他の代数へ四元数を適用した場合の実践的な説明が
主体となっていました。
詳細に理解する事を求めている訳ではない私には、あまりにも難しすぎるのです...

本日届いて中を観てみると、なかなかに難解なのですが...
それでもイメージ的な記述や図、群論との絡みが欲しい私には充分に合っていると思います。
複素代数を知っている事が前提になっているので大変ですが、それでも複素数と２次元幾何の説明や
四元数と非ユークリッド幾何に三次元群、四次元群などの解説は興味が湧きます。
八元数は全く分からないですね、今の私には...
もっと簡単な入門書が出てきてくれるのを待ちます。