国際的な能力観の提示
★★★★☆
中央教育審議会答申でも姿を見せる「キー・コンピテンシー」という言葉。DeSeCoという機関によって世界のキー・コンピテンシーについての議論を集約し、国際基準のキー・コンピテンシーの1つのモデルを提示している。本書を読むと日本版キー・コンピテンシーである「生きる力」の要素である健康・体力については世界的にはマイナーなものだというのがわかる。この理由を考えてみるのも面白いかも。
最後の方に10ページ程でまとめられているキー・コンピテンシーの定義について読むだけでも十分な価値があると思います。
さて、次の作業課題はこの能力観を測ることができるか、測るとしたらどのような方法を用いるのか、ですね…。