あのエイトマンを描いた桑田次郎が、アダルト向けに描いた短編集である。
今どきのマンガと違って、落ちが単純かもしれないが、逆に読みやすくて良い。
２冊出ているので両方買うのが望ましい。裸が出てくるが、やや押さえ気味のエロスで
その線が欲しい人には向かないかもしれない・・・
やっぱりエイトマンの作者だから、僕は買ったのだが結果は買って良かった。
裸はラインがきれい。

子供のときに大人の漫画雑誌を立ち読みしていたら桑田次郎氏の作品が載っていて、８マンのサチ子さんと同じ顔の美女がエッチなことをしている描写を見て興奮したのを憶えている（そのときの作品はこの本には載っていなくて、もっとエグかった）。載っている１５作品は１９６８年から７８年（昭和４３〜５３年）のもので、ほとんどの作品が殺人を扱っていて結末も暗いのはやはり拳銃所持で逮捕された影響なのだろうか。ペンのタッチが時と共に変わっていくのを知るのも面白い。