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ビジネスマンが泣いた「唐詩」一〇〇選 (祥伝社新書)

価格: ¥798
カテゴリ: 新書
ブランド: 祥伝社
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一緒に酒を呑みたい男たち ★★★★★
漢詩といえば、高尚な、インテリ臭がする まぁ敷居の高い文学でした。
書き下し文とか、日本語なのに 理解するのが難しかったり、、、
理解しづらい、とっつきにくければ、感情移入もしにくいわけですが、
現代口語訳で読めば、サラリーマン川柳じゃないか!?

「おっさんも大変やなぁ〜。」と唐代の詩人と居酒屋で一緒に呑みたくなる一冊。
さすがに、僕は泣きはしませんでした ★★★★★
本書では、表題通り唐代の漢詩が八つの主題別に、計100句が選ばれている。後書きに2句のおまけも付いて、正確には102句の漢詩が味わえる。八つの主題とは、サラリーマン人生、人生の哀歌、飲食、青春、友情、旅情、望郷、戦乱である。最初から読むのも良し、気に入った章から始めるのも良し。

超訳の成否は、浅学菲才の僕には分からない。しかし、とにかく親しみやすい。五七あるいは七五調の旧来の訳に比べ、いっそう垣根が低くなった感じだ。一人で酒を飲みながら、一気に通読した。しかも、いくつかの「お気に入り」も見つけることができた。例えば、李白の「秋浦歌」である。

さすがに、僕は泣きはしませんでした。そう、タイトルが例によってエグイ。しかし、インセンティブをどう刺激するかを常に迫られる、出版社も大変だ。いずれにしろ、独断でいうなら、45-65歳くらいの単身生活者に特にお薦めしたい。