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新版・企業舎弟 闇の抗争――黒い銀行家からヒルズ族まで (講談社+α文庫)

価格: ¥880
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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ヤクザからの逃げ方は ★★★★☆
なかなか楽しかった。が、暴露本でもっと詳しい話をしてくれるのかと思いきや、新聞を読んでいれば出てくる話のものである。新聞だと断片的なものがこの本だと一括して出てくるだけという程度か。
贅沢言えば、どのような手口で企業にやくざが近づいていったのか、避けようがなかったのか、もう少し欲しいところだ。
闇世界と大企業の切っても切れない縁に興味有る方にお勧め ★★★★☆
・日本を代表する企業群(ex.興業銀行、住友財閥など)が
闇社会とココまでどっぷり繋がってしまっていると言う事実は
非常に嘆かわしい。しかし、いわゆるサラリーマンとして生き
る私にとっての読後の心象は「もっと早く知っておくべきだっ
た」と「知らずに生きていきたかった」が半々でとても複雑。
世の中には知らなくて良いこと、知らない方が幸せなことは沢
山ありますよね。
・しかしながら、昭和初頭からつい最近の楽天のTBS買収ま
でかなり広く闇をカバーしていて、これまでの点と点が結びつ
き実像を結んだ感じで著者に感謝しています。
・最も印象深いのは、昭和の政商・小佐野賢治の成り上がり方
。戦争中、国民のほぼ全ての富が軍部に集められていたが終戦
2週間でごくごく一部の人に山分けされてしまった。今の貨幣
価値で数十兆円の軍需物資の放出で小佐野賢治や児玉誉士夫が
なりあがった、との部分。