「タッシ」は、この四重奏曲を演奏するために作られた。
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アンサンブル「タッシ」はピーター・ゼルキンが中心となり、メシアンのこの四重奏曲を演奏するために組まれたグループ。もちろん、メシアン作品を充分理解して(初演はドイツ軍の捕虜収容所!メンバーは居合わせた音楽家だったので、楽器の編成もそれで決められた)演奏しており、ベストと言って良いのではないだろうか?特に4曲目と8曲目の美しい不協和音は、言葉が出ない程素晴らしい。武満作品は、「タッシ」が演奏する前提で書かれた曲なので、言を待たない。こんな名演が廉価で買えるというのは、素晴らしい!