この本一冊で中国を論ずるのは不可能です。
★★★★★
私が副島先生の本に出会ったきっかけの本です。これを機に副島先生のバックナンバーを含め読み漁りました。他にレビューされた方々のように、確かに副島先生の出版物の中では情報量は少ない方だと思います。しかしこの類からの切り口で中国を分析されている出版物は少ないようにも思います。それが故に副島先生独特の視点がふんだんに散りばめられております。中国の悪口を言う出版物やメディアはたくさんあります。誰か(他国)を蹴落とし自身(自国)の地位を維持する主張はウケがいい。島国根性の日本人の感性に響く。だから歪曲した事実を伝える。それらに影響・洗脳された大方の日本人に、この本を理解するのは難しいかも。【実話】5月2日に上海万博へ行ってきました。日本館では3時間30分待ちとのことだったので、拝観を諦め日本館スタッフにパンフレットだけ貰って帰ろうと声を掛けた。すると『パンフレットが間に合わず、またいつ出来上がるかもわからい。大変申し訳ございません』と。日本では中国人のマナーの悪さだとか中国をチャカス報道ばかり。この事実は一切報道されなかった。
中国に悪いイメージを持たれている方へ:02年に出版された“膨張する中国 呑み込まれる日本”という本とセットでお読み下さい。良くも悪くも中国に対する理解が得られると思います。
中国関連の大半の出版物は批判ものです。在日中国人が書き下ろしたものなら信頼できると思ったら大間違いです。彼らの親の世代が文化大革命で迫害された経歴を持っている為、その時の悪いイメージのままただ悪口を連ねているだけですから。これも一つの歴史なので無視する訳にはいきませんが、我々が向き合うべきは文革の中国ではありません。今の中国なのですから、時間軸を止めずに進めてあげて下さい。
中国を信用してはいけない!!
★☆☆☆☆
犯罪大国中国とは話し合うこともできないでしょう。
国交断絶しかありません。
日本人の大虐殺通州事件を隠蔽し、歴史を歪曲、捏造したことは
もうすでに人間のすることではない。
チベット、ウィグル、トルキスタンで行なわれていることは許せない。
中国は56ヶ国に分断すべし!
姿勢は買うが、かゆいところに手が届かないイライラした感じを受ける
★★★☆☆
以前私は「副島氏は米国に対して詳細に批判をするが、
中国に対しては手放しでほめすぎである」という批判を読んだことがある。
その批判に答えるかのように、今回氏は中国や中央アジアを実際に見て、
本書を書き上げている。
その姿勢は買ってもいいと思う。
氏は米国については独自の情報網を持っているようだが、
中国についてはそれは持っていないようで、
核心に触れられない、かゆいところに手が届かないイライラした感じを受ける。
中国について確信がつかめないせいか、いつもの副島節が感じられず、
氏の本を読んできた者には、少々寂しさや物足りなさを感じる。
いずれにせよ、氏は2015年までに中国が世界を制覇するとほぼ断言した。
注目して見守りたい。
中国での課題はブランド力を作れる企業の育成です。
★★★☆☆
現在、GDPの世界比率ではEUが30.7%、アメリカが23.8%、日本が7.2%、中国が7.2%となっています。5年後にはまだ中国は世界を制覇できないと思います。
中国の外貨準備額の約2兆ドルを全部売ると
アメリカにとっては脅威となるでしょう。
そして日本にも影響が出るでしょう。
アメリカの時代は終わったかもしれませんが
中国の時代が始まったとはまだまだ思いません。
経済力はEU、アメリカ、ロシア、インド、ブラジル、中国、日本等に分散していくと思います。
中国が弱い所はブランド構築力がないことです。
台湾も同じでしたが、台湾ではネットブックでやっとASUS、Acerなどが出てきました。
韓国でもなかなか上手くいきませんでしたが
2000年以降、サムスン電子、現代自動車、LG電子、ポスコ等が台頭してきました。
中国での課題はブランド力を作れる企業の育成です。
それが出来なければ、中国がいくら発展しようとも
P&G、フォルクスワーゲン、サムスン電子等の外資系企業が利益を上げ続け、中国が発展すれば、外国も儲かる構図となるでしょう。
とってもインパクトある内容です。
★★★★★
歴史を考える時に、単なる事象を追うだけではよく分かりません。偶然に起きたことなんてないのです。
何故そうなったのか?理由を考えることが必要です。
何故、アメリカの時代になったのか?これから中国が覇権を握ると予想する理由は何故か?
石油を独占することで、アメリカの時代になりました。今、中国はNHKの番組でもやっていたように、中国のアフリカ進出して銅やレアメタル等の資源を資源を独占しようとしています。
米国債の暴落とドル安は、アメリカと日本のマスコミが必死で隠そうとしている。
故中川さんの酩酊発言も変だし、アメリカの陰謀で、どうでもいいようなことで鳩山や小沢を必死に失脚させようとしている舞台裏もよく分かる。
日本が次の覇権国になれないのは非常に残念だ。日本と中国の違いは、中国にはアメリカに影響されない国家戦略がある点だ。
日本も戦後の通産省には佐橋滋という偉人がいてアメリカに対抗して日本の産業を戦略的に育成した。そういう人がいなくなって日本の官僚が腐りきってしまった。今、日本は歴史的な転換点にあります。
今、日本を救えるのは、小沢さんしかいない。
小沢は凄い、先日、突然、大勢の政治家を連れて中国を訪問した。決断力と行動力には恐れ入る。
この本は一見、荒唐無稽の話に思われますが、統計的な数字と日本のマスコミでは報道されない事実(ロイターではしっかり報道)に裏打ちされた事実により構成されています。
目覚めよ日本人、衝撃の事実を知れ。
この本こそ、できるだけ多くの日本人に読んでほしい、無理やりにでも読ませたい本です。