なっがい割に
★★★☆☆
長い割に要領を得ない本。
多分推測するに、たくさんのトピックを入れようとして、結構文章を削ったのではないだろうか。
説明を読んでも全然理解できない。
CAPMの説明が1ページ(数学的補足でもう1ページ)という有様。
ファイナンスとか、IS-LMモデル、マンデル=フレミングモデルとか、銀行、証券会社、保険会社とか、
色々テーマを広げすぎなんだと思う。
しかし、どうして経済学者はこんなに国語ができないのか。
国語ができないから経済学者になるのか、経済学を学ぶ過程で国語能力を失ってしまうのか。
読んでて、具体的なイメージがさっぱりつかめない。
(「つかむ」シリーズ全般に言えることだけど、とにかくつかめない)
説明のわかりづらさの点では星1つ並だけれど、とにかく金融にまつわることがずらずら載っているので、
インターネットかなんかでよくわかんない言葉を調べつつ読み進めていくと、まあなんとか使えるんじゃないかと思うので、星3つ。
インフレ・ターゲティングまでちゃんと載ってる。