川端誠さんの痛快時代劇!
★★★★★
ここは黒雲城。城の主は闇雲暗之輔。ん? 名前が読めないって?「やみくもくらのすけ」と申します。となりのお城の殿様は、青空晴高。こちらは、「あおぞらはれたか」と申します。忍者にんにく丸は、青空晴高のけらい。青空晴高の娘・飛子姫が、黒雲城の主・闇雲暗之輔にとらえられた。忍者にんにく丸が 救出に向かうが、その前に敵の忍者、強力麺蔵(ごうりきめんぞう)が、立ちはだかる! 最後に秘伝の焼き餃子の作り方が載っていて、読み終わると、焼き餃子が食べたくなります、きっと。
川端誠の力技が見もの
★★★★★
飯野和好さんの『ねぎぼうずのあさたろう』や『くろずみ小太郎』が
好きな人は楽しめる作品といえるでしょう。
悪く言うと二番煎じ的なんですが、そこはベテランの川端さんだけあって
ちゃんと独自の世界をつくりあげるところはさすがです!
たとえば、青空晴高(あおぞらはれたか)、闇雲暗之輔(やみくもくらのすけ)
といったネーミングのセンスもいいし、ラストでみんなが餃子作りをするところは、
忍者にんにく丸のキャラクターが存分に生きてますね。
本作は野菜忍者列伝としてシリーズ化されるようです。
次はどんなキャラクターが登場するのか、そして飯野さんとのライバル対決?
そんな意味で今後も注目していきたいです。
ギャングエイジが大喜び
★★★★☆
うちの6歳の娘、8歳の息子が大喜びで読んでいます。12歳の長男もちょっと醒めたふりをしつつ、実は好きそうです。(川端さんのファンなので)ほとんどが暗闇の中の絵で、一部小さい子が泣き出しそうな絵もありますが、闇の世界で暗躍する忍者をとてもよく表現していて、息子はその暗闇のなかの細かい絵をじっと見てはいろんなものを見つけています。なぜか最後は餃子作りですが、敵も味方も、実は良いところをもっているということでしょうか?ちょっと摩訶不思議なばかばかしいような川端ワールド。大人の理屈抜きに子供達は楽しんで読んでいます。
ポラ~ノのひろば
★★★★★
ここは黒雲城。城の主は闇雲暗之輔。ん? 名前が読めないって?「やみくもくらのすけ」と申します。となりのお城の殿様は、青空晴高。こちらは、「あおぞらはれたか」と申します。忍者にんにく丸は、青空晴高のけらい。青空晴高の娘・飛子姫が、黒雲城の主・闇雲暗之輔にとらえられた。忍者にんにく丸が 救出に向かうが、その前に敵の忍者、強力麺蔵(ごうりきめんぞう)が、立ちはだかる! 最後に秘伝の焼き餃子の作り方が載っていて、読み終わると、焼き餃子が食べたくなります、きっと。
こそあどの森書店
★★★★☆
にんにくが忍者になりましたよ。姫を助け出すために適地に乗り込み大活躍…なのですが、相手の忍者が強力麺蔵というあたりから、ちょっと予想外な展開に。「列伝」の1冊ということですから、このあとどんなキャラクターが登場するかも楽しみであります。