インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

こめかみひょうひょう (ミリオンコミックス Hertz Series 75)

価格: ¥630
カテゴリ: コミック
ブランド: 大洋図書
Amazon.co.jpで確認
青春きらきら☆☆ ★★★★★
主人公の高校生 橘高君は中学の時にゲイであることが
クラスにバレていじめにあい、家族ごと引っ越して転校する
ことになってしまったという過去の持ち主。

また同じ目にあうことを恐れながらも、人を好きになる
気持ちは止められず、クラスメートの芳野君を携帯で
隠し撮りするという日々。そこからふたりの関係が思わぬ
方向に展開して・・というお話です。

色々な雑誌でご活躍されている雁須磨子さん。

大人め少女漫画だったりサブカルエロ漫画だったり
BLだったり、ジャンルは色々なのですが、共通するのは
ゆるいようで繊細な心理描写と変拍子的な独特なテンポです。

橘高君の暗い過去は物語の重要なファクターなのですが、
「はい、トラウマでました」という押しつけがましさはなく、
今を生きる高校生の一過去として自然に馴染んでいます。

―禍福はあざなえる縄のごとし―

恋をしていて、その思いが通じていてもそうでなくても
未来が怖くて仕方がない。
幸せであればあるほど何時奈落に突き落とされるか不安だ。

そんな、青春時代独特の不安と、大人になっても変わらない
不安と両方が描かれていて、きゅんとするやら身につまされる
やらです。

手の中にある宝物が消えないように、付き合うことになっても
芳野君のことを毎日写真に収めずにはいられない橘高君。
そんな橘高君をするりと救い上げて未来を示してくれる
ひょうひょうとして芳野君。
ふたりとも、とても魅力的に描かれています。

ふたりの関係が、青春の一瞬のきらめきではなく、お互いの
家族とか、人生に深く影響する関係として丁寧に描かれており、
読後の余韻が残ります。
何度も読み返したくなる秀作です。
どれもこれもいい! ★★★★★
雁さんは『のはらのはらの』が、もうとても良くて好きになって、でも次に読んだ『SWAY'IN IN THE AIR』が
私には合わなくて、まず絵がちょっと苦手だったのです。
それでこの作品は結構古いものも含まれているので冒険だったのですが、もう本当に良かったです。
表題作の他は、一本だけ前後編ものがありますが、他は全部短編。中には3ページなんてものまであり、
でもそのどれもこれもが、良いんです。
人を好きになった時の、嬉しくて怖くて不安な、震えるような気持ち。好きな人の一挙手一投足に、迷い
揺さぶられ泣きたい程嬉しくなって。そんな気持ちが、溢れる程のモノローグで綴られていきます。
そのセリフ回しが雁さん独特で。どこかたどたどしくて、でもとても正直で、読んでいて心がほっこり暖かくなります。

本当にどれもこれもいいのですが、あえて一番に挙げるなら『めあたらしい日々』
出会い系で出会った、会社員と高校生の物語。出会い系だろうが、接点0のミスマッチだろうが、純愛に変わりはないのです。
心の機微が ★★★★★
表題作の登場人物達の心の揺れが伝わる感じ。
人に恋して、ああゆう状況がありえる、ありえないとか考えなくていい。
ただ、余計なものが混じってない、好きな人に好かれたいとゆう、
キレイな気持ちが詰まってて好きです。
きらめき ★★★★★
やはり須磨子さんの感性は煌めいています。とくに事件が起きる感じでもない日常に、これまた平凡そうな男の子たちが恋愛をしてるだけなのに、どうしてこんなにトキメキが伝わるのかしら。やはり須磨子さんは余人をもって代えがたい才能だと思います。
基本は「純な恋」 眠そうな顔してる男どもがまたご愛嬌 ★★★★★

短編と連作の寄せ集め集。
かなり沢山入っているので(何やら超短いものもあり)短く多く仄かな恋を楽しみたい方にはおススメです。

どれも基本は「純な恋」がメイン。
高校生だったり大学生だったりリーマンだったり設定は様々ですが基本は純粋に相手を好きだったり恋していたりという男のふとした出来事の話。

絵はかなり前のもあるようでベースが素朴な感じが余計に素朴だったりするものも。
なんとなくどの男も眠そうな顔してんですよね・・・そこが愛嬌(笑)
あいかわらず吹き出し以外の手書きセリフは面白くてたくさんあり。