値段から見たら充分な内容ではあるが。
権の誕生と国内の政治が変動する中で階級政党と大衆政党の狭間に苦しみながら何時しかその「理想主義」はかつての野党第1党としての支持を失っていった。この著作は、そうした戦後から現代に至る日本社会党の果たした役割と問題点、政策の変遷を著者の厳しい批判と視点を交えながらまとめた一
冊である。新書の中では少々厚みのある本だが、勧められる一冊である。