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窮鼠はチーズの夢を見る ドラマアルバムCD

価格: ¥3,000
カテゴリ: CD
ブランド: ランティス
Amazon.co.jpで確認
原作も最高だったけど、CDにしたらもっと最高、今世紀最大級??? ★★★★★

いや〜、コミックの絵自体はあんまり好みじゃなかったんですが、何気に買って読んだらすごい!この話はすごい!!
もう他に褒めようがないぐらいのBL世界の狂おしさ、切なさ、愛しさ、全てが詰った作品でした。
即効CDも購入してみたところ、これがまたCDは輪をかけて最高!!!!

これは究極の愛でしょう。あんだけしょうもない男を好きでいるって、それは駆け引き無しの本当の愛しかありえないですよ。
今ヶ瀬は凄い、人間として凄すぎる。

内容はご自分で原作を読むかこのCDを聞いてもらうかするとして、まず攻め役、いやな奴のフリをして本当は切ない心を持つ今ヶ瀬は遊 佐浩二さんが声付していますが、これがのっけからはまるんですよ。
そして優柔不断でどうしようもない恭は中村さん。
こちらもいかにも恭、イメージぴったりです。
CDの方が恭のイメージがもっとカッコイイ感じ。ヘタレには違いないけど、そこまでかっこ悪くないかな。

CDの構成も悪くない。
ヘンな説明じみたのもないし、まさに二人の会話で淡々と話が進むので臨場感があります。
全体的にも丁寧に作られているので、途中でこいつは誰?とか結局これはなに?っていう、原作元にCD化した場合にありがちな疑問も出てこない。

原作コミックかCDどっちかしか買えないって言うなら、絶対このCDがオススメ。まあ値段が違いますが・・・。コミック知らなくても このCDからはいっても全く問題ナシ。
遊佐さんがっ!!! ★★★★★
完全なキャスト買いだったんですが話も凄く良かったと思いました!
女性の人も出てきますが可愛いキャピキャピした声でなく結構低めな声だったので私は普通に聞けて良かったです。
遊佐さんの役が嫉妬しまくる役で強気に出てみたり主人公の事を諦めたくても諦められなかった感じを好演されていて凄く良かったです!!フリートークは付いてなかったですが聞いた後も話の世界観の余韻が残る感じだったのでこれはこれで無しでも良かったですね。
続きがある話みたいなので是非次の話もドラマCD化してほしいです!!!
2人が本当に存在するかのようです。 ★★★★★
コミックスが大変素敵なお話だったので、こちらも後日購入しました。
ドラマCDってどういうものか初めてだったのですが、面白かったです。

まあ最初、作りはやや安普請(?)というか、場面転換についていけず、違和感があったのは事実ですが、声優さんの熱演(!)に魅了されました。

恭一は、優柔不断で流されてホント嫌な奴だけど、中村さんが演ると、か、可愛い。。なんかこの役はまりすぎです、って気のせい?
そして、遊佐さんの今ヶ瀬もものすごく今ヶ瀬っぽい。
2人の軽妙な掛け合いは笑えますし、月日が経つにつれて出会ったころと少しずつ違ってきた2人の関係にあわせて、声のトーンが違ってくるところが、とてもツボでした。

原作を知らないと分からない場面もあるので、原作を片手に聞くとよりよく分かります。ただそうすると、流れが速すぎると感じてしまうかもしれません。私は、何回か聞くうちに、原作は伏せて、これだけを聞いています。早めの展開ですが、逆に緊張感は途切れず、これはこれでなかなかいいと思いました。
あと確かに夏生の声は微妙・・まあ元妻のように演じられても困りますが、もう少し若い声が聞きたかったといえば、聞きたかった。

でも、満足できる作品だと思います。ハッピーエンドなら続編を出して欲しいです。ぜひとも買いたいです。。
原作もCDもおすすめ ★★★★★
原作のマンガをかなり忠実にドラマ化したCD。しかも声優さんの声でプラスアルファの迫力が加わって、近頃まれに見る傑作に仕上がってるんじゃないかと思った。優柔不断な流され侍の恭一先輩を中村さん、粘着質のゲイの後輩今ヶ瀬を遊佐さんが演じている。

中村さんは声に艶があって王子様タイプの役によく似合う。このCDでは、人から好意を寄せられると断りきれずに流されていく恭一をものすごい説得力で体現している。対する今ヶ瀬には遊佐さん。遊佐さんの声は透明感があるけれどどこか苦くてこれもぴったり。シニカルでクールだけれど恭一先輩には一途でメロメロな今ヶ瀬の振幅の大きさを余裕でこなしている。今ヶ瀬にとっての最大のライバルで最大の理解者である夏生先輩の五十嵐麗さんもすごい。今ヶ瀬との対決がこのCDでの最大の聞き所。でもこの迫力は原作があってこそだと改めて思った。レディコミ誌に掲載されたからこそ、一般常識の世界から大伴が今ヶ瀬の世界に堕ちてくる様子をスリリングに描くことができたのかもしれない。そしてあの可愛いきれいな絵でオブラートにくるまれていたものが音声で聞くとストレートに伝わって、ものすごいインパクトだ。

遊佐さんは淡々と演じているように見えて、作品全体を通して見ると、今ヶ瀬のドン底では声を変えている。わずかに声を落として抑揚を押さえ気味にしているだけなのに、はっきりと普段の調子とは違うことがわかる。マンガではコマの大小やトーンやベタで緩急をつけているわけだけれど、これがドラマになると声優さんの声と音楽だけが頼りだ。このCDの場合は音楽もかなり上手についていた。それでもどうしても表現できないのは、登場人物たちの無言の動作で、はっきりいってしまえばラブシーンを実況するわけにはいかないわけで、それが一番難しいかもしれないと思った。だから、音を聞きながらマンガを読んでみるとなかなか面白い。

原作の続きはまだ単行本になっていない。別冊付録に一編、携帯配信サイトに一編掲載され、作者ブログによればもう一編描いて決着をつけるとのこと。このCDではまだ堕ちきっていない恭一が腹をくくって今ヶ瀬にどう対応するかが今後の見所だ。できれば紙媒体で続きを出してもらって、同じメンバーでまたドラマ化してほしい。

(2010年6月14日追記)

その後、2009年に続編が刊行されてCDも出ている。

『窮鼠はチーズの夢を見る (フラワーコミックスアルファ)』(新装版)
『俎上の鯉は二度跳ねる (フラワーコミックスアルファ)』

ドラマCD『俎上の鯉は二度跳ねる 1』
ドラマCD『俎上の鯉は二度跳ねる 2』
声優さん GJ! ★★★★☆
原作が大好きだったのでとても楽しみにしていたドラマCDだったんですが、キャスト名を聞いた時は正直「配役、逆の方が合うのでは?」と思っていました。
遊佐さんの方が大人声だったので・・・。でもそんな心配、全くいりませんでした!
恭一の優柔不断ながら憎めないところや 今ヶ瀬の淡々とした中に強い思いを秘めてる切なさが、お二人の声優さんによって見事に表現されていました。
本当に原作に忠実に作られているので、原作を読んだ方なら印象深いセリフがそこ彼処に出てきて楽しめるのでは?!
ただ、どうしても制限のあるCDに全てのシーンを詰め込むせいか、少し展開が早く感じました。原作でのセリフのない一コマ分の間というか余韻が、どうしてもCDでは伝わり難いんです。
なので私は、1回目CDだけ聴いた後、2回目は原作を見ながら聴きましたよ!絵を見ているとまた印象も変わるので・・・。
また、元々レディコミに掲載された原作なので女性の登場人物も多く、女性とのHの場面もあります。
そのシーンには中村さんのモノローグが重なるため私は気になりませんでしたが、原作未読で女性との絡みが苦手な方はお気を付け下さい。
BGMや夏生の声の低さなど、個人的に少し気になった部分もあったので星4つにさせてもらいましたが、ファンタジーの世界になりがちなBLにおいて、とてもリアルに二人の心の葛藤が描かれている素敵なドラマCDだと思います。
原作者の先生もブックレットに書かれていますが、是非このキャストで続編も聴いてみたい!と思いました。