初めてこれ聴いて一気にファンになりました。
タイトルトラックはバシバシと決めるギターリフがヘビーでカッコ良く、尚且つリズムが非常にタイトでグルービー。
カップリングではキャッチーなメロ＆コーラスが印象的なこれまたグルービーな曲で、ブラックミュージックのベースを彷彿とさせながらも引用元はよくわからない（多分かなり捻ってるんだと思う。）ので、このバンド独自のカラーに昇華されている印象を与えてくれるし、アレンジを含めた曲の仕上がり具合も練りに練った最終稿という感じがして好ましい。
特典でライブの模様を伝えるトラックがいくつか入っているが、４ビートの曲もあったり、ブルースがあったりと引き出しは想像通り広そうだ。
ボーカルも英語詞だけれどもやっぱり何に影響されているのかはさっぱりわからない。少なくともソウルやブルース、ゴスペルでありがちな歌い上げる系の影響を出したりはしていないので、非常に洗練されたさわやかな印象を与えてくれる。
タイトルや上記で真っ黒のグルーブってな書き方をしたけど、JBとかP-FUNKとかChicとかジャズ・ファンク、レア･グルーブなんかでありがちな、例えば16ビートの後乗りファンクみたいなモロでベタなことは絶対しないって感じ･･･要はへそ曲がりでひねくれてるんだけど、そういったセンスが逆に気に入ってしまった。
今後もフォローしたいすばらしい逸材だと思った。

track1 全体的にミステリアスな雰囲気ただよう曲で、がちゃがちゃしてるなと思いきやちゃんといいラインにたどり着いて 聴くごとにやみつきになった 相変わらずの凝った音造り、メンバー個々の主張するものがこんなにぶつかっているのに少しも邪魔にならない だから彼らの曲はやめられない
陰ながら響くピアノが聴いてて心地よかった

track2 UNCHAINお得意美メロソング 快晴の野外ステージがとても似合うと思う
track3 聴いてて自然と楽しくなる 今までにない曲調で新たな魅力があふれている

相変わらず黒さがある。
これからも黒いグルーヴ期待してます。

・・・でも、なんか“らしさ”が薄いというか。良くも悪くも挑戦的な曲です。

個人的には“Across The Sky”のようなやわらかい曲調をイメージしてたんですけどね。。