とにかく誤植やうっかりミスと思われる間違いが多い。出版社のHPに正誤表があったりするが、そこにも載ってないものがかなりある。
また、出てくる数式に、なんの説明もなく初出の記号が使われていたりするし、トランジスタの説明では、いかなるポリシーがあってか、
PNP型で記載されており、初学者は戸惑うのではなかろうか。いずれにせよ、各項の記述が浅いため、さわりだけが書かれた事典のような
趣であるが、上級者が読むようなものでもなく、前記のように初心者に向くとも思えず、目的のよくわからない本。

電子回路を学ぶうえで必要なオームの法則、抵抗、コンデンサ、コイル、ダイオード、トランジスタ、増幅・発振回路、交流、オペアンプ、２進数、F-F回路について簡潔に見やすくまとめられています。
１つ１つを深く説明しているわけではないので、細かく知りたい人には向いてないが、電気初心者の入門に、または中級者がちょっと忘れた時に辞書変わりに見るなどの用途に適していると思います。