間違いなく私たちの国がたどって来た道。
あった事実。
彼らが守ろうとした国に今生きている私。
せめて一人でも多くの、
この国に生きる若者たちに、
手にとって欲しい一冊。
ところで特攻の発案者として知られる大西滝次郎中将ですが、正確には彼が発案者というわけではないんですね。そして、大西中将の真意が、日本はここまで追いつめられている、講和しかない、ということを昭和天皇に伝え、講和の決意を促すことにあった、という証言は初めて知りました。しかし天皇は特攻の報告を受け、「よくやった」と述べられた。この一言で特攻は続行されることになったという。まあ、仮に天皇がもう戦争をやめようと言ったところで軍部が黙って従ったかどうか疑問もありますが。