また、どの時代のどの服装についてもメモの走り書きのような文章なので、ある程度の知識のある読者にとっては内容が浅く、逆に今から勉強する読者にとっては意味不明な内容となってしまっています。
私としては、その時代時代で、もう少し入り込んだ説明が何処かに欲しかったと思います。
「服飾の移り変わり」についての説明がもっと整理されていれば、この本のように極薄い内容でも、それはそれで一貫して読みやすかったのでは・・とも思われますが、その辺りも物足りないのが不満でした。
読者にとっては著者の「お家柄」の事などは、そんなにくどく説明してもらわなくても、簡単に触れてもらえればそれで充分ですので、必要な「内容」をもっと充実させ、的確に伝えて頂きたかったと思います。