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町長選挙 (文春文庫)

価格: ¥530
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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一気にシリーズ読破 ★★★★★
「イン・ザ・プール」を偶然読んでから直ぐに3巻を読み終えた。
なんか、最初はスタイリッシュな話なのかと勝手に(カバーのイメージが大きい)思っていたのですが、こんなに笑える話だとは思いませんでした。

ただ3巻ともに微妙に作風が異なり、特に「町長選挙」は誰が読んでも分かるレベルで有名人がモチーフになっているので、やや風刺というか棘がある感じ。
「あの時こうやっときゃあいつらあんなに嫌われなかったのに」みたいな。
前作より伊良部が目立たないかも?それでも騎馬戦には笑いましたが。

後面白いのはマユミが段々とパンクになっていき、最初の頃より登場シーンが増えていった事。
悩める人だけでなく、悩める島まで伊良部流に治療 ★★★★☆
トンデモ精神科医・伊良部一郎シリーズ第3弾です。私、もうすっかり伊良部先生と看護婦のマユミさんにはまっています。今回は次の四篇の短編で成り立っている。( )で表示したのは物語の中で神経症に罹り伊良部医師を訪ねる主人公の名です。
  1.オーナー    (田辺満雄)
  2.アンポンマン  (安保貴明)
  3.カリスマ稼業  (白木カオル)
  4.町長選挙    (宮崎良平)
そして1〜3の主人公にはそれぞれ実在の有名人モデルがあります。すなわち、「田辺満男」(通称ナベマン)=「渡辺恒雄」(通称ナベツネ)、「安保貴明」(通称アンポンマン)=「堀江貴文」(通称ホリエモン)、「白木カオル」=「黒木瞳」です。この点が前二作(『イン・ザ・プール』と『空中ブランコ』)と異なる点です。読者の中で主人公が実像を結んでいて物語を楽しみやすい反面、イメージが実在の人物に引きずられてしまう嫌いがあります。四篇目の「町長選挙」も主人公に有名人モデルはないものの、舞台となった島にはモデルがありそうな気がします。たとえば私は「選挙のたびに島を二分して実弾(金)飛び交う激しい選挙戦が繰り広げられる島」として徳之島をイメージしながら読みました。今回は病んだ人だけでなく病んだ島まで伊良部流に治療してしまうところが何とも不思議であっぱれです。そして今回も私はいつか伊良部総合病院の薄暗い地下にある神経科を患者として訪ねそうな気がしながら読みました。私はけっして物語のモデルになったような有名人でもなければ重要人物でもないけれど……。マユミさんになら注射を打たれてもいいなぁ。(笑)

面白いけど ★★★★☆
たしかに面白いけど
前作の二つに比べると弱いというか
少し期待はずれな部分もある
でもそれはその前作の二つがそれだけ面白かったという事
普通に考えればかなり楽しめる
次に期待 ★★★☆☆
『イン・ザ・プール』、『空中ブランコ』に続けて一気に読みました。
みなさんの感想と同じで、パロディーの3作では少々ワンパターンな感じになって残念。
それでも、電車の中で読みながら笑いをこらえるシーンがありましたが。
最後の「町長選挙」は、新趣向でなかなか面白かった。今後に期待します。それにしても、この選挙のモデルになった島ってあるのかな。
残念な3作目 ★★★☆☆
伊良部精神科医シリーズ第3弾。このシリーズの面白さは、普通の感覚の人が心の病のために抜き差しならない状況に追い込まれる緊迫感と、医伊良部先生のテキトーぶりとのコントラストであったと思う。

本作は、患者側も個性が強いせいなのか、時事ネタで損をしているせいなのか、あるいは単にこちらが飽きたせいなのかは分からないが、全2作で感じた爽快な面白さは得られなかった。

表題作はこれまでとはパターンが違うが、島の人たちが目立つばかりで、たまに鋭いことを言う伊良部らしさがなく残念。

好きなシリーズなだけに残念な3作目であった。