非常に手を出しずらいタイトルですが、内容はとてもよかったです。

新任教師の先生がひょんなことから駄目男子バレー部員からのお願いで
試合に勝ったらおっぱいをみせるという約束をしてしまう。

中学生の性に対する好奇心を見てて「ああ自分もこんなことあったなぁ」と妙に共感してしまいました。
とにかく女の人の身体に興味がある青春時代をうまく表現していると思いました。

綾瀬はるかが主演ということで絶対におっぱいをみせるシーンはないと思ってみていて、
どんな結末になるのか予想ができなかったのですが、いい終わりかたをしていると思います。

個人的には仲村トオルの「ナイス、おっぱい」というセリフがいい味だしてました。

昔の中学校は何となく、あんな感じだったかなあと改めて、懐かしさを感じました。
純情な中学生と、綾瀬はるかの組み合わせはサイコーでした。

今の子供じゃあんまり考えられないかもしれませんが、昔の自分たちの時代が懐かしく思えてならない作品でした。みんなあんな感じでしたね（笑）

実際出てくる車もその時代に合っていたのが感動しました、題名からですとちょっと引くのかもしれませんが断然お勧め出来る映画でした。

教師の成長と、生徒の成長を丁寧に感動的に描いています。
日本的な映画ですが、世界でも高く評価されると思います。

綾瀬はるかが実に良い演技をしています。
また、特典ディスクを見ると、彼女は実に優しい人であることが滲み出ていて、素直に応援したくなりますね。


教師って本当に良い職業だね。

本作は、原作と異なる時代（１９７９年）に舞台を持ってきた。３０年前に観客ともども移すことは、結構難しい。どうしてもその時代にない「オーパーツ」が目立ってしまうからだ。まず髪型や服装って、こんなに「今風」だっけ？特に仲村トオルの姿かたちは、どう見ても２００８年のものだが・・・。それから、美香子と元カレ（福士のヌケ振りが上手い）が食事してラブラブになる場所は「リーガロイヤルホテル小倉」だ。部屋のキーが大写しになるから分かるのだが、そもそもロイヤルホテルが「リーガ」と付けたのは１９９０年だぞ。こういう細かなところにも気を遣って欲しかったなあ。脚本もちょっと浅めで、俳優それぞれのバックボーンの掘り下げがないので、感情移入できないのだ。だから俳優自身の演技力で勝負できる役（石田卓也と大後寿々花）が素晴らしく感じるのだろう。特に大後はキレイになったなあ（笑）。学業が忙しいのか、このところ助演が多いが、「グーグー」の猫役とか本作とか、セリフが少ない中であの情感を出せる演技力は流石だ。ピンで十二分に演れる女優なので、早く主演作が観たい。綾瀬はるかは大人になった。メイキングを観ていると、特にそう感じる。いつも暴走している（笑）姿が印象的だったので、女優としても進化している、ということ。これは原作通りに現代の浜松が舞台でも十分イケたのではないかと思う。ちょっと惜しい出来で、星３つ。