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Konitz Meets Mulligan

価格: ¥1,598
カテゴリ: CD
ブランド: Blue Note Records
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やっと出会えました。。 ★★★★★
キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロック主演の、2年先とつながる不思議なポストを軸に描かれる都会的な恋愛ストーリー、イルマーレ(LakeHouse)。その一節で流れるALMOST LIKE BEING IN LOVEは、私をジャズの世界に誘うのに充分な魅力をもっていた。イルマーレのサウンドトラックにも収録されていないALMOST LIKE BEING IN LOVEを探すのは相当骨を折ったが、おかげで新しい世界の扉を開くことにつながったわけだ。音楽に触れて、久しぶりに喜びの鳥肌が立った。
コニッツを超えるコニッツ ★★★★★
 チェット・ベイカーも参加している、ジェリー・マリガン・カルテット(ピアノを欠くため)との共演である。とはいえ、彼らは背景に隠れて、恰もコニッツのワン・ホーン作品のような印象を与える。
 '53、まさにリー・コニッツの全盛期に録音されたこのライヴの記録は、彼の完全燃焼をとらえたまさに空前の出来である。他のコニッツのスタジオ・アルバムでは想像もできないような、鋭い、創造性溢れたアドリヴが随所にみられる。それは冒頭の「トゥー・マーヴェラス・フォー・ワード」から最後に至るまで間然とするところがない。特に一曲を挙げるならば、ジャズメンにとって必須レパートリーとなっている「オール・ザ・シングス・ユー・アー」が特に素晴らしい。コニッツのアドリヴは「蝶が舞うよう」と評されるが、ここで舞うのは蝶ではない。ツバメやカモメのようなもっと速いなにかが鋭角的に進んでいくような印象を与える。
 コニッツを呪縛し続けた師トリスターノの不在において、はじめて師を超えるアドリヴを達成できた、と言えるのではないか。

 ジャズ史上屈指のアルバムであり、もちろん間違いなくコニッツのアルバムの中では「サブコンシャス・リー」を超えてダントツの出来だ。