「ジャロウ」の方が名作として名高いが、初めて買ったCDがこの作品ということもあって愛聴してきた。アルの歌は悪く言えばくせが強いので、このソリッドなサウンドが私にはあっているように思える。曲も「アフターオール」「ホーリン」などのバラードが冴えていて、ついつい引き込まれて聴いてしまう。

ジェイグレイドンのオーバープロデュースの有名作品。チャートに送り込もうとする熱意が強すぎなグレイドン。シンセをからめたハイテクサウンドはジャローには相性は悪いようで。彼のユニークな声のすばらしさをそぎ落としたグレイドンの罪は大きい。
１０点中５点