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天皇陛下の全仕事 (講談社現代新書)

価格: ¥945
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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自由に出来る事はないのか ★★★★☆
ざっくりと陛下がどの様な生活を送っているのかを知るには良い本だと思う。
普段、私達が目にする陛下は施設をご訪問されたり式典にご参加されたり、
ご静養地での映像だと思います。
中には国民の税金で優雅に生活して。。。と思う人もいるかもしれないが、
とんでもない(本書を読めば分かると思います)
本書の内容を普通に国民が知っていれば、以前あった政治利用の件などは
議論するまでもないと思う。
テレビや新聞では部分的にしか報道しないので最近は宮内庁のWebサイトで
両陛下の全文を読むようにしています。


意外に類書がない。興味深い。 ★★★★★
天皇がいったい毎日どのような仕事をしているのかというのは皇室マニアじゃなければ知るよしもないと思う。
本書は天皇が行う仕事について細かく書かれている。
一体何をやってるのと言う問いについてかなり正確な答えを与えてくれる。

スケジュールの組み方についても、きちんと事実を追っていて長年の疑問がとけた。
そして単に事実を書くだけでなく、エピソードを色々と織り交ぜて書いてあるので、けっこう太い本だったものの面白く読めた。
皇室への理解が深まった ★★★★★
昨今のご公務軽減の報道を見たときに興味を持って興味本位でこの本を手に取った。
天皇陛下の仕事と聞くと、国事行為、宮中祭祀、地方訪問、外国親善が浮かぶがそれ以外にもいろんな仕事がある。
天皇陛下の仕事の内容だけでなくスケジュールの組み方や日常についても書かれていて仕事を軸に天皇陛下の日常がまるで自分が見ているように書かれている、
また様々な図が示されており、あくまでも著者の感想・考えは排除して実際見たままを書いていると感じた点においてとても安心して読めたし公正に書かれていると思う。
この本には裏話もところどころちりばめられているが、いま私たちが当たり前に見ている天皇皇后両陛下セットでの地方訪問。これは「天皇・皇后が夫妻で会っていたものは一部のものにすぎなかった。」と著書に書いてあるように昭和天皇の時代にはなかったものだそうだ。
天皇陛下には定年がなく、たとえご病気されても体調を理由に休むことは許されない。国家運営に重要な支障をきたすからだ。これはまさに天皇の宿命ともいえると思う。日本で一番偉い方なのに一番神経を使う。それでも子なされているお姿に改めて敬意を表したい。
最初最近の公務軽減の報道を見て興味本位で読み始めたが、公務軽減報道が出る理由を知った。さらに皇室への理解が深まった。皇室を理解する上でこの本はとても役に立つと思うしわかりやすいだろう。
客観的で公正です ★★★★☆
客観的で公正なレポートであることに安心しました。いわゆる皇室担当記者を経験した著作者たちの皇室観はなんとなく違和感のあるものが多いのです。しかしこの本は公正かつ客観的に天皇のご公務について教えてくれます。

最近の天皇論では斎藤吉久『天皇の祈りはなぜ簡略化されたか』とこの著作が最も推奨できるでしょう。高橋紘、原武史といった皇室ジャーナリストのレポートは何か恣意性が強く、皇室にたいする素直な感性がないように思っていました。そう言う意味ではこの著作は少しも事実を枉げて書かれている部分はないように感じます。

また天皇皇后両陛下の戦没者の慰霊や被災者への慰問のあたりは何度読んでも胸を打たれます。そして「執務」はともかく「拝謁」の多さには驚きました。本当に皇居内の取り巻きには疑義を感じます。

ただ残念ながら、この本には重大な瑕疵が一つあるといわざるを得ないでしょう。藤樫準二『陛下の人間宣言』以来の誤りが正されていないのです。「天皇の存在も、戦前の「現人神」(人の姿をしてこの世に現れた神)から「象徴」になった」とあるのはあまりにも安易で真実を探求する姿勢に欠けていると思います。

昭和21年元旦の詔書が「人間宣言」などでないことは木下道雄『宮中見聞録』に書かれているとおりです。奈良朝頃の宣命を読み違えたことが天皇現人神説の原因だと記されています。また最近では明治中期以降にその誤った文献が確認できるとする論文も発表されています。
こうして平成の『皇室見聞録』を期待したい著者までが、戦前の天皇を「現人神」だったと皮相的に述べたことに、少し後味の悪いものを感じました。この点以外は多くの人に読んでもらいたい本だと思います。
「職業選択の自由」(憲法第22条)がない唯一の日本人、の仕事ぶり ★★★☆☆
天皇陛下が毎日どんな仕事を行っているのかを、元宮内庁担当の新聞記者が詳しくレポートした本。国事行為、宮中祭祀、宮中晩餐会、地方訪問、稲作、外交関係の謁見など、知られざる日常生活が実に細かく調べて書かれている。
本書を読んだ大半の人はきっと、「天皇の仕事ってこんなに激務なのか」と感じたに違いない。七十代半ばにしてこれ程の激務を粛々とこなしている人は、世界中見渡してもそうはいないだろう。おまけに生きている間は退位も許されないため、ご高齢になってもこの状況から一生逃れることはできない。憲法第22条で定められた「職業選択の自由」を持てない日本で唯一人の人、それが天皇陛下なのである。