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天皇の「まつりごと」―象徴としての祭祀と公務 (生活人新書)

価格: ¥777
カテゴリ: 新書
ブランド: 日本放送出版協会
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宮中祭祀 ★★★★★
余り取り上げられない宮中祭祀や、天皇の公務についてわかりやすく書いてある。
その辺りは、よくまとまって紹介されている。

宮中祭祀の多くは明治から大正期かけて成立した祭儀が多いのも事実。
その辺りも押さえていないと、本当の事はわからないと思う。

何気なく皇學館大学の学閥に関わっているのか、田中卓の説をそのまま受け売りしたり、
プロフィールに靖国神社の氏子(崇敬者)総代をしていることは書いてない著者。
著者が天皇に恋闕の情を抱いているのは確かだ。

天皇の「行為」と「祭祀」をコンパクトに紹介☆ ★★★★★
本書は日本法制史を専門とし、

京都産業大学教授である著者が

天皇の行為を国事行為、象徴としての公的行為、祭祀行為に分け

各行為の態様や由来等をコンパクトに解説する著作です。


憲法で具体的に示された行為はもちろんのこと

大嘗祭、新嘗祭、宮中の祭殿等で行われる個別の祭祀

さらに、親署、裁可、認証

―などいまいち違いがわかりにくい行為についても

その相違が簡潔に紹介されます。


また、類書ではなかなか触れられることのない

御日供、田植えや繭掻きなどについても述べられており

興味深い記述は多数あるのですが

とりわけ、戦後廃止された紀元節祭も「旬祭」の形式で行われいていたという記述や

正月に、御所で召し上がられるお雑煮は「京味噌仕立て丸餅」であること

―など、公的な資料等からは知ることができない記述は、

とても興味深く感じました。


なかなか体系的に知る機会のない天皇の行為を

体系的に知ることができる本書。

従来の議論や政府の公的見解を踏まえつつ

筆者の法制史家としての見解も示されているので


皇室をより身近に知りたいという方はもちろん

学問的な関心をお持ちの方にも、おススメしたい著作です。
二つの「まつりごと」に忙しい天皇陛下 ★★★★★
  〜祭事・政事の「まつりごと」に忙しい天皇〜
もともと、古代からスメラミコト(大王)は、祭事と政事を掌ってきた。一方では神々を祀ることによって人々の心を澄ます役割を果たし、他方では領域を治めることによって人々を統べる役割を果たした。すなわち、両者を兼ねて掌る「スメラミコト」は「天皇」として平成の現在に至る。
 本書で詳述していることは、象徴として祭祀と国事行為としての公務についての二点である。宮内庁のホームページには簡略ではあるが、公開情報があるので、便利である。
1 年始と毎旬・毎朝の拝礼‥四方拝・歳旦祭と元始祭、毎月の旬祭と毎朝の御代拝
2 自然神などに祈る祭祀‥皇居内の稲作と養蚕、豊作を祈り祝う神事、ツミ・ケガレを祓う行事
3 祖先神などに祈る祭祀‥賢所御神楽と神武天皇祭、皇霊祭・式年祭・先帝祭、天皇に関する臨時祭
4 憲法の定める国事行為‥内政関係の国事行為、外交関係の国事行為、国事行為にあたる儀式
5 象徴としての公的行為‥皇居での儀式・行事、都内・地方への行幸啓、外国との親善交流
 国民が思っているよりずっと、天皇陛下はお忙しい。