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Time Loves a Hero

価格: ¥706
カテゴリ: CD
ブランド: Rhino Flashback
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ローウェル・ジョージ色は薄いが名作! ★★★★☆
リトル・フィートはどの作品も高品質だ。まったく時代性とか感じない。音の作り込みに対する一貫した哲学は不変である。今日はどのフィートを聴こうかと思案するのも、フィート愛好家にとっての非常に贅沢な時間である。個人的にはこの作品につい、手が伸びてしまう。この作品はある種いわくのある作品で、「ザ・ラスト・レコード・アルバム」(1976年)にはおさめられなかった「ハイ・ローラー」から幕を開ける。フィート・サウンドの登録商標ともいえる、ジョージのスライドは控えめだが、全体のクオリティが落ちたわけではない。ローウェル・ジョージ以外のメンバーの成長ぶりと、ゲストメンバー(ドゥービー・ブラザーズのJ・バクスターとP・シモンズ、M・マクドナルド、タワーオブパワー他)とのケミストリーがすばらしい。彼等の代表作とは云えないだろうが、名作としての輝きを保ち続けるであろう逸品。
心はプログレか ★★★★☆
Times Love A Hero. 時代の寵児になれなかったロックバンドがリトルフィートだ。だがそれがどうした。彼らのアルバムは全て既存のロックの範疇を越える優れた内容を持つ。それ故の日本でのデジタルリマスターだ。所詮女、子供には理解できなかったということだ。ワカル奴だけ分かればいい。リトルフィートはきっとそういうバンドだ。
さてラストレコードアルバムと題されたアルバムの後にリリースされたのが、この"Time Loves A Hero"という皮肉なタイトルの作品だ。まずDay At The Dog Racesに耳を奪われる。これってピンクフロイドかプログレ、はたまたウエザーリポートというインスト曲。ビルペインがリーダーシップを取った、ローウエルジョージ不参加のこの曲を発表したいが為にこのアルバムを発表したってことが痛い程わかる。これがグループの6分の5がこの頃にやりたかったことなんだね。前作のDay Or Nightをアグレッシブに発展させた作風が潔くて好きだ。この勢いが他の収録曲にも色濃く反映されている本アルバムのメインディッシュだ。良く聴いてあげて下さい。
デキシーチキンからのファンの為には、ローウエルジョージがリードをとる"Roket In My Pocket","New Deli Freigt Train"とかがあるが、例の手癖が出てきてツーマッチ(飽き飽きした)という感じ。
リズムが新鮮な味わいを醸し出すタイトル曲やローウエルジョージの最後屁"Rockt In My Poket"やポールバレールのシャレが冴え渡る変態ソング"Old Folk Boogie"が好きで良く聴く。ローウエル以外のメンバーの心意気を感じるアグレッシブさが好きなアルバムだ。
なんで人気ないんだろ? ★★★★★
「リトルフィートのなかでは洗練されすぎている」という評は、よく聞きますが、それの何が悪いのでしょう?聞き込むほどに、その緻密な音作りに惚れ惚れします。このバンドはなにもローウェルジョージ一人だけのバンドだったわけではないと思います。他のメンバーのセンスの良さがより前面にでていること、テッドテンプルマンのクリアな音作り、という本来いいことのはずが、なぜかこのアルバムに関してはへんにネガティブに評価されているように感じます。私自身はリトルフィートのなかでも3本の指に入る名盤だと思っています。
Missin' You, Lowell..... ★★★★★
リトルフィートはミュージシャンの間では驚異的な評判を得、また、一部のファンから熱烈な支持を受けましたが、商業的な成功とは無縁でした。そのようなことが原因してかどうか、この時期、ローウェルは抜き差しならないドラッグ依存状態に陥ってしまいます。3作以降担当していたプロデュースからも身を引き、書き下ろしの作品も「ロケット・イン・マイ・ポケット」と「キーピン・アップ・ウィズ・ザ・ジョーンジズ」の2つだけとなってしまいました。

アルバム制作は他の5人、とりわけビル・ペインとポール・バレアのがイニシアティブをとって行われたようです。しかし、そのことで、結果的にこのアルバムが、彼らの70年代の作品としては異色を放つものとなりました。その輝きは、発表から数十年た㡊??た今でもかわりません。リトルフィートの泥臭い味わいは薄いですが、その分、ロックファンからジャズファンまで、より多くの方が楽しめるアルバムになっていると思います。
アルバムの以後を飾るのは、ポール・バレアの「ミッシン・ユー」。旧友ローウェルの死を予感したようなカントリー・バラードです。