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水ビジネス 110兆円水市場の攻防 (角川oneテーマ21)

価格: ¥740
カテゴリ: 新書
ブランド: 角川書店(角川グループパブリッシング)
Amazon.co.jpで確認
出典や参考文献の一覧表をつけてほしかった ★★★☆☆
「外資の導入を嫌い、ガラパゴス化した日本」「日本は言うまでもなく沈没の危機にある」「日本の水行政は指揮者のいないオーケストラ」等々かなり大胆な発言をしているが、それなりに引き込まれるのは、著者が国連の勤務経験を持つ海外の情報通であるためであろう。
ただそれだけに、本の中で言及しているダボス会議での議論にせよ、IMD(国際経営開発研究所)の国際競争力ランキング調査にせよ、もっと知りたい人が簡単に自分で調べられるよう、巻末にでも最低限出典を示すべきである。国際的機関からの発信だからといって、無検証に何でも鵜呑みにする姿勢は危険であるし、足元を掬われる可能性もある。
新書サイズの入門書であり、様々な読者層を想定した結果とは思うが、特に真摯な入門者に向けた細かい配慮がほしかった。
人類の課題ですね ★★★★☆
水はビジネスとしては成長する可能性をまだまだ秘めているものの、水資源には限りがある。
日本に住んでいると実感しにくいが、世界的に見ると水資源は現在も不十分で、水を巡る紛争
の危険性は常にあるとか。

人口増加、気候変動等、今後水資源がますます不足する要因はいろいろあるが、「無」から水
は作り出せない。そんな中注目を集めている海水淡水化事業の存在は知っていましたが、淡水
化するためのエネルギー効率は良くないそうですね。
おまけに淡水化により発生する排塩水の処理も難しいそうで、そう簡単に水不足問題は解決し
ないようです。

やはり一人一人が「水資源は貴重」という認識を持って日々生活するのが第一ですね。節水は
もちろんですし、あと何でもかんでも液体を排水口に流すのはやめましょう。(下水処理に大
量の水が要る)
日本は国民一人当たりの水資源が豊富な国ですが、食料生産にも大量に水が必要です。米国や
中国など食糧輸入国が水不足に陥れば、それは日本の食糧問題にも直結します。水が必要ない
人間なんて地球上にはいません。

だから水問題は一人でも多く、ひいては全ての人に関心を持ってもらいたいなと強く感じました。
入門書として最適 ★★★★☆
本書は、水ビジネスの入門書として最適である。

理由は、以下のとおり。

1)日本における水ビジネスのみならず、国際的な視点から記述してある。
2)記述も平易な言葉であり、わかりやすい。
3)水に関する問題の所在について、丁寧に歴史的沿革から掘り起こして書いてある。
4)筆者による提言もあるが、原則として、中立的立場から事実の伝達としての側面が強い。
5)今後の展望についての記述につき、発刊後にたどる社会の動きと連動している側面が大きい。
  すなわち、将来の考察が現実化している面が多く、深い洞察だと考えられる。

以上のような点から、入門書として読み、
出てくる企業の名前、人物、国、技術などをキーワードとして、
今後、水ビジネスの動向を追うための一冊として極めてふさわしい。

もっとも、本書を読む際には、水ビジネスが急速に進んでいることに留意しなければならない。
理由5とも通じるが、昨年発刊されたばかりであるのにもかかわらず、
既に社会はものすごい勢いで変革を見せているので、
自分なりに情報収集をして、情報をリニューアルしていく必要がある。
ハンバーガー1個が1000リットルの水! ★★★★★
"世界の水がなくなる日・・・”という帯タイトル
普段、それこそ“湯水”のように水を使っている私にすると少し“?”
しかし本書を読み進めると、疑問は勿論、水問題の持つ大きな意味に気付かされます。

最初の驚きは"ヴァーチャル・ウォーター”という概念でした。
輸入食物をその生産に必要な“水”を輸入していると”仮想”した場合、
牛丼一杯で2000リットル、ハンバーガーなら1000リットルの水を輸入したことになるというもの!
他にも“水メジャー”という一般にはあまり知られていない世界企業や、
日本の"水関連技術”のポテンシャルな等々、興味深いトピックが豊富でした。

新書で軽く読むには十分過ぎる内容。
「水」に関心のある方もない方にも、お奨めの一冊です。
世界の水ビジネスの実態 ★★★★☆
国際的にも環境分野が注目される中、水ビジネスの実態を綴られている。

日本企業の活躍や日本での水ビジネス対する考えの遅れを指摘するなど、一読の価値あり。

これから数年で私たちも本格的に世界の水ビジネスの大きさを実感するであろう。

国連の統計資料もしっかりしていて読みやすく、世界の水ビジネスに対する見方などが良く分かる。

著者の日本の水ビジネスに対する想いなども書かれ読みやすかった。