改めて聞き直したがとてもよい出来と再認識。ＬＰ発売当時もアナログ盤を結構聞いたけれど、今回ひょんなことでリマスター盤を購入。チョッと前にはやった８０Ｓ物のＣＤには入っていなかった彼の曲の数々だけれど、２０数年ぶりに聞きなおしても良いね、本当に。ファーストは、楽曲、演奏ともに完璧だったけれど、セカンドは逆にコンセプトアルバム。ファーストほどのコマーシャルな曲は少ないが、よりロック然としたＡＬＤＯのギターが聴ける。当時の時代背景もあり、キーボードを多用したイントロ、伴奏の曲が多く、その後のボン ジョビィを代表としたアメリカンロックに多大な影響を与えたと思う。ファーストでは、見事なレスポールサウンドを聞かせてくれた彼のギターも、本作はアーミングの多用とライトハンド奏法も取り入れたギターサウンドにも思わず時代を感じさせてくれる。でも今聞いても十分通用するサウンドは、古臭さは全く感じさせないし、やはりコンポーザーとしての彼の力量を改めて納得。テクニック指向に走らず、ギターサウンドの奥義を追求したい若いギターマニアには、必聴盤であろう。

「Fantacy」で鮮烈なデビューを飾ってからは、何故かパッとしない
ALDOだが、それでもこの２ndの出来は素晴らしい！
今聞いてもさほど遅れを取らない楽曲、何と言っても味のある深い
音作りには脱帽！　ハイトーンボイスも心地よく、メロディックハードや
バラード、インスト盛りだくさんの内容。買って損なし。
私の数ある手持ちCDの中では第３位！

（蛇足ですが、1位はStephen　CraneのKics、2位はStan　Bushの
Higher　Than　Angels）