表紙の絵に惹かれて買ってみましたが残念な結果でした。


人物の顔や体のバランスが酷く、キャラクターが全く魅力的に見えて来ませんでした、ジャンル的にも少女マンガでは需要が低い物だと思います。

南マキさんの作品は、読み切り時代から、全部読んでいますが
もうそろそろ、１ステップ上を目指してほしい。

というのも、絵柄やストーリーはすごく素敵で、
だからこそずっと追いかけてきましたが、
ＳＡがアニメ化までされ、「新人」の時代はもう終わったと思います。

これからは、もうちょっとレベルアップしてほしいというのが
正直なところです。

コミックスを読んでいる人にとっては、
話をスムーズに読みたい！という願望があると思います。
しかし、前回の説明やキャラ説明を必ずと言っていいほど、
書いてしまっているため、読みにくいことがあるのが残念。

本誌派の方への配慮でしょうが、
本誌でも、ちゃんと1／４スペースで
編集さんがこれまでのお話や、キャラ説明などを
してくれるので不要と思われます。

前回の説明や、キャラ説明の記載は、
今のお話では支障はないでしょうが、
これから先、もしかしてシリアス路線で
伏線を張って・・・というお話を描く機会が出てきましたら、
説明だけで、台無しにしてしまうでしょう。

この問題をクリアしたなら、
もっとこの作者は伸びると思います。

実力は十分にある作者なので、
だからこそ、もっとレベルアップしてほしいという
欲求が生まれてしまいます。

巻末おまけ漫画は、
ＳＡの巻末おまけが大好きだった方には
必見ですよ！！

幼いころに出会った人気アニメの声優に憧れ、
声優科があるヒイラギ学園に入学した姫。
プロの声優もかかえるこの学園に入学できた姫だが
かわいい声で魔法戦士役をしたいという希望とは裏腹に
ものすごいダミ声で、入学早々、落ちこぼれ気味。
だが、役に入ると意外な才能を発揮して……。

夢に向かって一直線な姫が、いきおいがあって楽しかったです。
周辺の人々も、
激しくツンデレな人気声優兼クラスメイトの千里（←たぶん、相手役？）
大人気の男アイドル瑞希と周麻、
落ちこぼれ仲間のかわいいけど呪い好きな月乃、
元総長の高柳、残念なイケメン・ミッチーと
個性豊かな人々がにぎやかにやっている感じで、楽しい。
元気で、つい笑っちゃうノリがよかったです♪