友達の子供に縫ってあげたくなるデザインがいっぱいでした。
とくに表紙のバルーンワンピはリネットに飾ってあるのをみて、この本を手にとるきっかけになりました。
ただ、夏には本当に薄手の生地でも２枚重ねないとバルーンにならないので、着る側には暑いのかもなぁと思い、
結局つくらずじまいに。。。猛暑でしたしね。
でもデザインは、こんなの売ってたらいいよなぁというのばかりで、見ているだけでもセンスよくなれそうな本です。

他の子供服の本とは少し趣の違ったスタイルのある本です。
どの服もデザインがステキで、手作りではなく服屋さんに売っているような愛らしさ。見ているだけでも楽しくなります。

星を5つにしなかったのは、秋冬のコーディネートなのに麻の服を着ていたり、ズボンがサスペンサーだったり、実際に子供にそのシーズン着せるとなると、どうかな？と思うところがあったから。
でも、ダントツで好きな本、宝物になりそうな本です！

前作の印象もそうでしたが、どのお洋服も一歩上のお洒落さんの印象です。「上品」よりもちょっとスパイスが効いたようなカッコいいお洋服が揃っています。
ジャケット、パンツ、ベスト、シャツなどはユニセックスな印象なので男の子でも着られると思います。
若いママ世代の感性にはピタっとくると思います。おばあちゃん世代ではもしかしたらもうちょっと大人しい方が好みかもしれません。
他の方のレビューにもありましたが、後ろ開きや後ろリボンが多いので100〜110cmくらいの身長の子どもたちが自分で着脱するにはハードルが高いと感じます。

眺めるだけならとても素敵。が、制服のない幼稚園、小学校に通うお子さんをお持ちの方ならやはり私同様、
うしろ開きは子供には脱ぎ着がしづらい、またはまだできないからと考えてしまう方は多いと思います。

前作でも感じたことですが、なぜかこの著者はうしろ開きが好みのようで、他に類を見ないうしろ開き率です。
我が家の場合残念ながら日常では着せられません。

とはいえテイストは適度にモード、適度に上品で好みです。既に小学生の我が子の反応はきわめて冷静な
ものですが、その分年長者からの受けはよいのでは？

他の子供服の本にくらべて、デザイン性の高い服が多く掲載されています。
女の子の服というタイトルですが、ジャケット、ベスト、サスペンダーパンツなどは
男の子にも着られそうなデザインです。
作り方は簡単なものもありますが、ジャケットや前あきのあるパンツなど、
多少、洋裁経験が無いと難しいと思われるものもあります。
それぞれの服を組み合わせてできるコーディネート例が、春夏と秋冬に分けて
提案されているのが、とても参考になります。