おいおい、移植編いつまで続くんだよ!?
★★★☆☆
相変わらず重苦しいストーリー展開と、演出過剰な作画が延々と続く。まるで歌舞伎のように、なにかってえと、登場人物が決めのポーズで見得を切る。
ありそうに無い、非血縁者間の生体腎移植が、大学病院ですいすい認められていくのも異様だが、なんか思わせぶりに引き伸ばしているようなストーリー展開にも苛立ってくる。どう見ても、斎藤の感情は、医療従事者の使命感とは全く無縁な、単純にストーカー的な恋愛感情だろーが!もうこんなウジウジしたセリフ読むのも嫌だ、と思っていたら、後半、皆川ちゃんの勤めているICUで、脳死患者が発生。こちらの方は結構、現実味と緊張感もあり、面白かった。
このマンガ、そろそろ主人公を斎藤から皆川ちゃんに交代させた方がよほど面白くなりそうだ。
他人への臓器提供
★★★★★
ついに赤城に臓器移植を決意させた斉藤、赤城は仕事を辞め移植に動き出す。臓器提供前の斉藤への検診で伊勢谷先生が再登場、数回あった以前御世話になった先生(オーベン)登場と同じく、暗い話の中でホンワカする数少ない瞬間(笑)移植の担当近藤は手術の為上と掛け合うがその中で近藤の過去と真意に気づき始める斉藤。斉藤の名誉のために利用されると知りつつも臓器移植を完遂する為に手術をするのか?当初は人工透析商売のために臓器移植に消極的な国を批判するヒーロー的な近藤だったが、その本質は一度窓際に追い詰められつつも再び表舞台に立つことを狙う医師だった。しかし第三者からの臓器提供への扉を開く事は多くの人の希望か?手術前の検討会の中で話を聞かれる斉藤は赤城への思いを整理する中で「善意は欲」との発言、深い(笑)皆川は自分を追い込むことで感情に変化が、そのことで赤城との関係も変化が訪れる。一方もうひとつの移植の道、脳死者からの提供の話も近藤の過去から展開し、皆川の前に脳死者が現れることで話はつづく。
第三者からの臓器提供の可能性。脳死者からの臓器提供の昔と今、術式が理解・了承・メジャー化するまでの変遷もまじえながら相変わらず医療の世界が描かれる。知識本としては内容が薄く、コミックとしては話が強引、バランスの難しいところですが他に例のない作品なので私は好きです。暗いんですが(笑)
驚き!!
★☆☆☆☆
何か久しぶりに読んでみたら主人公が老けて肥えたな。
今考えてみると昔は良かったな。人気もあったしな。
これはもう終わりにした方がいいな。もういい加減に飽きたよ。
しかしまだこんな形で続いていたとは驚いたよ!この作者は最高の神様だね。
やりすぎる主人公
★★☆☆☆
この作品の魅力は、医療現場でのタブーを描き出そうとする作風以上に
医者と患者の関係や、病気の進行に従った親族の心情の変化など、
精神的な部分の描写が優れている事だった思う。
「新」になりそれらの要素が非常に薄れ、
やりたい放題で成長の無い主人公と、
なぜかそれに同調するサブキャラクターの掛け合いが、非常に白けて見えてしまう。
主人公の安易な思い付きを無理やり実行するという展開はいい加減無理がある。
シリーズとして、彼の思いつきと結果が変わったことが無く、
医者との確執や恋愛描写も、単純な結末を複雑に見せるように無意味に引き伸ばされているようにしか見えない。
自分が損したくない人たち
★★★★☆
斎藤先生の腎臓を赤城カオリが受け取るか否か
ついに答えが出され、移植する方向で話が進み始める。
それとともに、移植医の思惑、病院側の都合
様々な利権を求めての腹の探り合い
責任をとりたくない人たちとの戦い。
そして、急遽、この話に参加してくる
斎藤先生の元彼女の皆川さん。
話は複雑に絡み始める。