少し《ブルージー》な味わいが楽しめる、傑作。
★★★★★
1974年に発表された、《アイズレー・ブラザーズ》の傑作アルバムです。力強いファンクである「LIVE IT UP」から始まり、メロウでブルージーな「AIN'T I BEEN GOOD TO YOU」で終わる構成が、非常に素晴らしいです。全体的に《ブルージー》な印象が強いのも、このアルバムならではの魅力です。日本では知名度が少し低いかも知れませんが、この《アイズレー・ブラザーズ》というグループは、素晴らしい音楽性を持った《ソウル・アーティスト》なので、興味のある方にはオススメします。良いですよ。
良い
★★★☆☆
なんてことはない地味目の曲だと思ってた「Hello It's Me」が、最近よく耳元で自動再生される。年とったせいか、トッドの魔力か?
こんなにスバラしいアルバムが1,000円(くらい)で買える時代が来てしまった!
★★★★★
これは、ホンマモンのミュージシャンさん達がドラムスもベースもギターもピアノもキーボードもプレイしていて、ポップ且つホンモノなソウルミュージック/ブラックミュージック
この心意気!このビート!この空気!う〜ん、ありがとう!
ポップで聴き易いのに、何年も飽きないのはなぜだ?
このアルバムの良さやアイズレー・ブラザーズの良さについては多分いろんな方がここへ上手に書かかれると思うので、僕のヘタな言葉で敢えて書きませんが、ひと言、ブラックミュージック好きで良かった!と思えるアルバムです。そして、良いバンドってこんなにスバラシイ!と思えるアルバムです(…すみません、つい、ふたつ言ってしまいました)
円高とか、年代物であるとか、いろんな背景があるのでしょうが、こ〜んなカッチョよくてずっと聴けるアルバム(の新品)がこの価格で買える時代が来てしまった!(^_^;)
いつまで続くのか、こういう時代!
よりグルーヴィーに力強く進化したアルバム
★★★★★
前作"3 + 3"で成功を収めたノリに乗ったThe Isley Brotherの18作目のアルバム。この作品は"3 + 3"で創り上げた自分達の色をさらに明確なものにして、次作の彼等の一番のヒットアルバム"Heat Is On"に繋がるビートを打ち出した作品であるように思う。
とにかく目に見えて前作と違う所は、MarvinのBassが前面に押し出され、音の厚みが増した上に、Chris Jasperのキーボードとクラビネットによる、強いリフの繰り返しから生まれるファンキーなグルーヴがスピード感溢れるグルーヴを創り出している。
どちらかというとこれまでは、曲を中心としたファンクという感じでポップな要素を大事にしていた気がするが、今作はグルーヴ中心という感じで、より肉体的で高揚感のある楽曲が多い。
1曲目の"Live It Up"や3曲目の"Need A Little Taste Of Love"はもう純粋にカッコいいし、5曲目の"Midnight Sky"や、ラストを飾る"Ain't I Been Good To You"は見事な掛け合いによって、グルーヴを流れに沿ってどんどん変化させていくといったアレンジも絶妙だ。
また、前作と同じ様に、ファンクチューンに挟まれるように挿入されているメロディアスなバラードも健在。
個人的には次作の彼等が大成功を収める"Heat Is On"よりもこのアルバムの方が好きだ。